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本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2025年07月号
Two of Us/折田 康徳 にしけい 会長 × 新井 洋子 エントリーサービスプロモーション 社長
初めて出会ったのは、今から11年ほど前のこと。人材派遣業と警備業という異業種ながら、子どもたちの未来のために社会奉仕を行う「福岡キワニスクラブ」の活動を通じて縁が生まれた。当時は、同じクラブの会員としてあいさつを交わす程度の関係だったが、人手不足が深刻化し、業界を超えた連携や協力の必要性が高まったことをきっかけに、ビジネスの場でも接点が生まれ、関係が一気に深まっていった。「日本のために役立ちたい…
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本誌記事 テーマリポート
2025年07月号
【造船】三菱長崎造船所が大型船建造撤退/SSK「新造船休止」、三菱香焼(こうやき)工場「大島造船所に譲渡」
1990年代には世界シェアの4割近くを占めた日本の造船業だが、2000年ごろから急速にシェアを伸ばした韓国・中国との間で熾烈(しれつ)な競争が続き、日本のシェアは近年2~3割で推移している。国内各社は、大規模リストラや大型再編によって体力を強化しつつ、環境性能に優れた高付加価値船の建造で活路を見いだしている。 かつては「造船大国ニッポン」 00年に韓国・中国に抜かれる 「造船大国ニッポン」が、44年間堅守し…
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本誌記事 特集・福岡
2025年07月号
【テノ.ホールディングス】女性が生き方を選択できる環境を
テノ.ホールディングス(福岡市)はホールディングス化から10年を迎える。2020年に「tenoVISION2030」を策定し、23年に「わたし、選んで、生きていく。」をパーパスに掲げた。祖業の保育事業に加え、介護、生活関連支援、家庭総合サービスなど幅広い事業を展開し、経営理念実現に向け歩み続けている。 介護・福祉分野を充実 障がい児支援にも注力 テノ.ホールディングスが現在、力を入れるのが介護・福祉事業の充実だ。昨…
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本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2025年07月号
KAIL/九州アジア経営塾塾長 橋田 絋一氏/第一交通産業 経理部 神田 和政氏
KAILの卒塾生は、組織・社会・地域を変革し発展させるため、切磋琢磨(せっさたくま)し続け、日々奮闘する。「人財の森」に共通する志は「ギフトを社会へ返す」こと。KAILでの学びがリーダーシップの旅を歩む中でどのように活(い)かされたか。卒塾生が軌跡を語る。 九州・アジア経営塾(KAIL) 九州の産学官が連携して設立した特定非営利活動法人(橋田紘一塾長)。各企業・団体の中核の人材を対象とした「碧樹館(へきじゅ…
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本誌記事 テーマリポート
2025年07月号
【再開発】九大箱崎跡の事業者は25年度決定/「鹿児島天文館」や「熊本桜町」で活気を取り戻す仕掛け
6月号ではJR九州駅ビルの再開発を追った。本号ではそれ以外の主要な再開発案件を振り返る。老朽化や移転などで、かつて土地のシンボルだった建物の跡地に、地権者や再開発事業者、ときには行政が一体となって、新たなランドマークを建てようと取り組んできた。そのほとんどは10年以上かけたプロジェクトだった。 国内有数の大規模再開発は 地場連合がまさかの“決裂” 九州・沖縄の大規模な再開発を振り返ると、直近では、福…
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本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2025年07月号
寸談余話(3)welzo・金尾佳文社長/中部興産・新垣貴雪社長
新規ブランドの「Feveryday」花を通じて日常に彩りと潤いを 「農園芸イノベーションカンパニー」を掲げるwelzo(ウェルゾ)(福岡市)はこのほど、FLOWER(フラワー)事業の拡大とブランド価値向上を目指して新ブランド「Feveryday(フェブリデイ)」を立ち上げた。Feverydayは、FlowerとEverydayを掛け合わせた造語で、多くの人々に毎日の暮らしの中で花を楽しんでほしいという願いを込めている。 新ブランドのコンセプトは…
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本誌記事 特集・福岡
2025年07月号
注目地区【太宰府市】「梅を軸に産業の循環モデル構築へ」
2021年4月に始動した「令和の都だざいふ『梅』プロジェクト」は、今年で5年目を迎えた。本プロジェクトは、太宰府市のシンボルである梅を活用し、地域資源の魅力を最大限に引き出すことを目的としており、地元の高校や企業との連携のもと、21事業者によってグルメやスイーツなど33製品(今年5月末時点)が開発されてきた。商品は、地場の土産物店での販売に加え、ふるさと納税の返礼品としても取り扱われることで、全国へ発信し…
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本誌記事 エリアリポート
2025年07月号
【沖縄】聖地巡礼の仕掛けでエリア活性化/県民が家族総出で見るアニメとの「コラボ企画」が人気
作品に登場する地域やスポット、作家ゆかりの場所などをファンが訪れる「聖地巡礼」は、国内だけで市場規模が3兆円といわれるアニメの世界でも活発化している。沖縄本島中部の東海岸に位置する3市町村では、今春放送されて人気上昇中の地元が舞台のアニメとのコラボ企画をまちづくりに生かした複数の事業が進められ、徐々に成果が出始めている。 うるま市舞台のアニメ 人気上昇中の「沖ツラ」 うるま市と金武(きん)町、宜…
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本誌記事 NEWS SCRAMBLE
2025年07月号
〈北九州〉「旧JR九州本社ビル」売却へ2度目の挑戦
北九州市は、JR門司港駅前にある旧JR九州本社ビルを売却する方針を示した。建物の外観保存と土地、建物の売却を前提とし、ホテルとして活用することを想定している。代表的な観光地の門司港レトロが今年30周年を迎えることに併せ、新たな観光戦略を策定、その目玉としてホテル活用を打ち出した。6月から事業者を公募、10月にも優先交渉権者を決定する。 同ビルは、外国貿易の拠点であった門司港で、三井物産の門司支店として1…
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本誌記事 テーマリポート
2025年07月号
【建設】需要変動に翻弄され人手不足深刻/談合事件を契機に電子入札などの「入札改正」が進む
バブル景気が終わり、日本経済が長い不況に突入するなかで、逆に投資額が膨らんだのが建設業だった。景気てこ入れや雇用確保のため公共投資を増やしたためだが、結果として政策誘導的な手法が建設業を追いつめることになった。近年は、再び建設需要が伸びているが、人手不足、働き方改革などの課題を抱えている。 建設業者数増加で過当競争に 就業者はピーク時の約3割減 バブル景気が終わり日本経済は長い低迷期に入ってい…