財界九州ONLINE本誌記事のみを対象としたサイト内検索が可能です。
-
本誌記事 業界・地域リポート
2023年09月号
【動かすDX〈デジタルトランスフォーメーション〉(18)】救急で患者受け入れの時短化図る/患者情報のデジタル化で病院との情報共有が迅速・確実に
北九州市消防局は、TXP Medical(東京)が提供するモバイルアプリを活用し、病院への搬送時間短縮による患者の負担軽減や、業務の効率化による救急隊員の労務負担の軽減を目的に、市内の医療機関と協力し、今年4月から来年の3月末まで実証実験に取り組んでいる。このシステムが本格運用されるとなると、九州では初めてのケースになるという。 現場で紙の記録作業を排除 タブレットでの入力・送信 救急現場では救急車で現場…
-
本誌記事 NEWS SCRAMBLE
2023年09月号
〈金融支援〉100%出資で経営再建に乗り出すFFG
地方銀行による取引先の事業再生・承継の手法が銀行法改正で大きく様変わりしている。従来、銀行は一般事業会社の株式を取得することは大幅に制限されていたが、規制緩和の流れの中で10年間という制限付きながら100%出資も可能になっている。今後は買収による事業継続を目指す動きも一般的になりそうだ。 端的な例が、ふくおかフィナンシャルグループ(FFG)が2021年4月に設立した投資専門子会社・FFG成長投資の取り組み事例…
-
本誌記事 エリアリポート
2023年09月号
【熊本】南阿蘇鉄道ようやく全線再開通創造的復興のシンボルとして「上下分離」方式を導入
2016年4月の熊本地震で大きな被害を受け一部区間が不通になっていた南阿蘇鉄道が、7年3カ月ぶりに全線再開通した。同時に、JR九州の豊肥線への相互乗り入れも始まった。従来の始終着駅だった立野駅から肥後大津駅まで乗車区間が伸びたことで、住民の足としての利便性向上とともに阿蘇地域の観光振興にも期待が膨らんでいる。 沿線各駅のイベントで 待ちに待った開通祝う 2016年4月に発生した熊本地震から実に7年3カ月、4月…
-
本誌記事 エリアリポート
2023年09月号
【大分】移住支援で運転手確保図る別府/観光が本格的に回復も「公共交通の運行」に支障が
別府市内ではここ数年、相次いで新たな宿泊施設が開業し、コロナ禍の行動制限緩和以降は、国内外からの観光客が大幅に増加している。一方、以前からの課題である交通事業者の運転手不足の問題がさらに加速し、バスやタクシーの運行量の減少で、市民生活や観光事業などに支障をきたしている。市はナイトバス運行や運転手確保を目的とした移住施策などで打開する方針だ。 県内宿泊者数8割回復 駅前新規ホテル開業増 源泉数・…
-
本誌記事 エリアリポート
2023年09月号
【佐賀】吉野ヶ里町にSUMCO進出へ/伊万里工場の増設含めて「750億円」助成
今年6月に佐賀県吉野ヶ里町の県営産業団地を、シリコンウエハー製造大手のSUMCOが取得すると発表した。同社は佐賀県と縁が深く、進出が決定することで若年層の人口流出に一定程度の歯止めとすべく、半導体関連産業の企業誘致につながることを期待する。現在同町は、子育て世帯への支援やIT企業の誘致などで、人口流入を目指す方針を掲げている。 29年10月以降に工場稼働 経産省も費用をサポート 佐賀県吉野ヶ里町は佐賀県東…
-
本誌記事 エリアリポート
2023年09月号
【長崎】県都観光のターゲット層拡大へ高級ホテル開業で外国人含む「富裕層」の受け皿整う
昨年9月に西九州新幹線が開業。その後、全国旅行支援が開始され、今年5月からは新型コロナウイルスが5類感染症となったことで、長崎市には多くの観光客が訪れている。修学旅行やクルーズ船も復活し、インバウンドも回復傾向で、宿泊施設の稼働も向上している。そうした中で、新たな高級ホテルの計画も発表され、次の観光ターゲットの掘り起こしも期待されている。 コロナ禍前の8割に回復 25年目標を730万人に 長崎市観光政…
-
本誌記事 エリアリポート
2023年09月号
【宮崎】小林市が市民総出で地元をPR地元タレントを起用した「短編動画」がZ世代にヒット
宮崎県小林市は、一風変わった手法で市のPRに力を入れている。市出身の有名人だけでなく、一般の市民も自発的に、SNSなどを通して市の魅力を発信してもらうもので、プロジェクトの名称は「ハッシンコバヤシ!!」。市のPRだけでなく、プロジェクトに参加した市民に郷土愛を根付かせるという目的もある。市は「情報発信に自発的に関わる機運を醸成したい」とする。 方言使ったPR動画が ローカル局でCM大賞 「ハッシンコバヤシ‼…
-
本誌記事 エリアリポート
2023年09月号
【エリアフォーカスインタビュー 九州・沖縄/石橋 達朗 氏(九州大学 総長)】九州・沖縄の国立11大学が連携し研究力向上図る新機構
「まとまりのある九州の意識を生かし、研究資金が不足する地方の活路を開く」 大学の研究は、公的資金の援助なしに成り立たない。しかし昨今は人件費や諸経費などの基盤的経費が削減され、もともと配分の少ない地方ほど苦しいのが実情だ。これに対し、九州・沖縄の国立大11校は、機器の共有などの新たな連携を開始。旗振り役の九州大の総長、石橋達朗氏は「実績を見せることが大事」と力を込める。 《九州・沖縄の国立11大学…
-
本誌記事 エリアリポート
2023年09月号
【北九州】動かぬ再開発に市が容積率拡大/エリア内の「公共施設」含めた対象拡大の声も
北九州市は、2021年からJR小倉駅と黒崎駅周辺の開発を促進するため「コクラ・クロサキリビテーション」プロジェクトを進めているが、対象区域内の容積率を400〜600%から最大800%に緩和する。現時点では1件しか建て替え物件はないが、地元経済界からは「対象エリア内には老朽化している公共施設もある」として、民間のビルだけではないテコ入れ策を求める声も上がっている。 築40年以上のビル20棟 半数の建て替え目指す リ…
-
本誌記事 エリアリポート
2023年09月号
【鹿児島】垂水にマリオットGホテル開業/大隅観光の「Trip Base」として地元が熱い期待
鹿児島市に5月、初の外資系ホテル「シェラトン鹿児島」がオープンして話題となった。それに先立つ4月、錦江湾を挟んで対岸の垂水市にシェラトンと同じマリオットグループのホテル「フェアフィールド・バイ・マリオット・鹿児島たるみず桜島」が開業した。道の駅に併設する宿泊特化型ホテルで、九州第1号。大隅半島観光のベース(基地)として地元の期待を集めている。 九州初として4月開業 オーシャンビュー好評 マリオット…