財界九州ONLINE本誌記事のみを対象としたサイト内検索が可能です。
-
本誌記事 テーマリポート
2026年4月号
【油津文化遺産振興事業(宮崎県日南市)】当初予定の2事業を優先で計画見直し
歴史資料館と花峯橋を優先 宮崎県日南市といえば、国指定の名勝・鵜戸神宮や武家屋敷の門構えが残る飫肥(おび)城下町が有名な観光地に挙げられる。油津港を中心に市の近代化を支えてきた油津地区もまた、歴史を物語る建造物が複数、現存するものの、観光客の入り込み数は前二者に劣る。そこで市は、油津の歴史や文化遺産を活用した歴史文化の伝承や地域のにぎわい創出を図るためのまちづくり計画事業を2024年度に着手した。 …
-
本誌記事 テーマリポート
2026年4月号
【博多駅空中都市プロジェクト(福岡市)】在来線の上空を使う難工事影響し断念
社長「ぜひつくりたかった」 福岡都心の街並みが様変わりしている。ビル建築に対する規制緩和で、耐震化や大型化を伴う建て替えを促す福岡市のプロジェクト「天神ビッグバン」と「博多コネクティッド」に誘発される形で古いビルの建て替えが一気に進んだ。一部のビルは、容積率上乗せなどの規制緩和を受けて大型化。両地区とも福岡空港から近いことから、ビルの高さを50メートル程度までとする航空法の制限があったが、天神ビ…
-
本誌記事 テーマリポート
2026年4月号
【旦過市場再整備(北九州市)】2度の火災で試練に直面し再建に懸念
浸水などの防災対策で事業化 「北九州市民の台所」として地元で長年親しまれている旦過市場は、正式には小倉北区魚町4丁目商店街といい、その発祥は大正時代にさかのぼり、隣接する神嶽(かんたけ)川を昇る船が荷を上げて商売したのが始まりとされる。1・5ヘクタールに約110店がひしめき、長さ160メートルのメイン通りには鮮魚、精肉、果物などさまざまな食材が所狭しと並べられており、昭和レトロな雰囲気は観光名所として人…
-
本誌記事 テーマリポート
2026年4月号
【市村記念体育館(佐賀市)】独創的なデザインが故に事業を凍結へ
リニューアル再開に含みも 市村記念体育館は、1963年にリコー三愛グループ創業者の市村清氏(佐賀県北茂安村・現みやき町出身)よって、県⺠の体育・文化振興を目的に建設され、佐賀県に寄贈された。設計を手掛けたのは日本近代建築の第一人者である坂倉準三氏で、地上4階、地下1階建ての鉄筋コンクリート造。正面からは王冠を思わせ、側面からは馬のくら型をした独創的なデザインが特徴だ。 県は2021年から老朽化した体育館…
-
本誌記事 テーマリポート
2026年4月号
【総論】建設コスト高騰も工事量減少で板挟み
ゼネコンを確保できず白紙に 人手不足による労務費の上昇や高止まりする建設資材価格などの影響で、建設プロジェクトの総事業費が膨らんだことで、規模を縮小したり、事業が延期・中止に追い込まれるなど、その影響が広がっている。一方、建設業界の残業規制「2024年問題」もあり、受注側のゼネコンも条件や採算などを見極める流れが強まっている。昨年12月、総事業費8800億円で名古屋駅周辺の再開発を計画していた名古屋鉄道…
-
本誌記事 テーマリポート
2026年4月号
【宮崎市役所建て替え計画(宮崎市)】規模を縮小し事業費から43億円を削減
規模縮小でコストカット 老朽化や耐震強化などを理由に、現地での建て替えが計画されている宮崎市庁舎は、当初の基本計画より増額された事業費を抑えるため、一部の見直しを余儀なくされた。2023年の基本計画で算出された事業費は約283億円。その後、建築費や人件費などの高騰が続き、計画通りに進めると、約113億6000万円の増額になることが判明した。そこで市は、窓口の集約化を図るなどして新庁舎の延べ床面積を約1500平方…
-
本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2026年3月号
食楽園「大分県日田市〔中華さと〕のプノンペンラーメン」
大分県日田市のJR日田駅そばにある〔中華さと〕。間違いなく中華料理店なのだが、入り口や看板には「プノンペンラーメン」と大書されている。プノンペンといえばクメール王朝の遺跡アンコールワットで知られるカンボジアの首都。その名がついたラーメンがなぜ日田にあるのだろうか。 店主の里末吉さんは1962(昭和37)年、鹿児島県徳之島の生まれ。高卒後、大坂の中華料理店での修業中、よく食べに行ったのが堺市の〔プノンペ…
-
本誌記事 テーマリポート
2026年3月号
【Payどん】鹿銀決済アプリ地域主要4金融で供用
コロナ禍が連携のきっかけに 鹿児島銀行は鹿児島市金生町の本店と別館を建て替え、2019年6月に別館ビル、20年5月に本店ビルがオープンした。その際、全国に比べ遅れていた鹿児島のキャッシュレス決済の利用促進を目指し、両ビルの1、2階に完全キャッシュレスの商業施設「よかど鹿児島」を開設した。現在、県特産品協会の「鹿児島ブランドショップ」など飲食・物販中心に計28店舗が営業している。鹿銀が開発したスマホによるキ…
-
本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2026年3月号
九州大相撲伝「福岡県柳川市出身 第十代横綱 雲龍久吉」
横綱土俵入り雲竜型を創始 横綱土俵入りは大相撲の華(はな)。その手数入(でずい)りには雲龍型と不知火型があり、不知火型の力士には不思議と短命横綱が多いことから、雲龍型を選ぶ力士が多い。この雲龍型の創始者とされるのが第十代横綱の雲龍久吉(本名・塩塚久吉)である。 雲龍は1822(文政5)年9月、筑後国山門郡皿垣開(現在の福岡県柳川市大和町皿垣開甲木)で農家の長男に生まれた。35(天保6)年、13歳のとき大…
-
本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2026年3月号
災害民話/第7回 ナマズと地震
おいしかったナマズのかば焼き 筆者小学生のときのこと。ある日の下校時、いつもの通学路の脇の小川に珍しくナマズが泳いでおり、水深が浅かったため、簡単に捕まえることができた。帰宅後、早速かば焼きにしようと皮をはぐと、きれいな白身で食欲を誘った。非常においしかった。 このとき傍らに母がいたが、なぜ母と一緒に食しなかったのか。ナマズの美味に負けて一人で食べてしまったのが、今でも悔やまれる思い出である。…