大分に国内最大級「蓄電池」
2025年11月10日
大阪ガス
大阪ガス(大阪市)は11月4日、大分市の太陽光発電所(発電容量3万9000キロワット、2020年運転開始)に蓄電池を設置すると発表した。再生可能エネルギー併設型の蓄電池としては国内最大規模になるという。九州では太陽光など再エネの導入拡大に伴い電力需給のバランスを維持する「出力制御」が頻発しており、電気の有効活用で電力系統の安定化を図る。
蓄電池の容量は12万5000キロワット時で、出力は3万キロワット。一般家庭約1万1000世帯分の1日の消費電力量に相当する。運用開始は2026年11月の予定。東芝エネルギーシステムズが設置工事を担当。大阪ガスが発電所と蓄電池で発電・放電された電力の全量を引き取る。大阪ガスは今年10月、大分を含む全国3カ所の太陽光発電所の運営会社に出資。系統用と再エネ併設型を合わせ、30年度までに100万キロワット規模の蓄電池の運用を目指している。


