「八幡地区」大型電炉を着工

九州製鉄所八幡地区(北九州市)

 日本製鉄(東京)は4月15日、九州製鉄所八幡地区(北九州市)で高炉に代わる大型電炉の建設に着手した。唯一残る高炉を休止し、電炉を導入する。2029年度下期の生産開始を予定する。二酸化炭素(CO2)削減に向けた取り組みで、投資額は約6302億円。このうち最大1799億円を国が補助する。
 八幡地区は官営八幡製鉄所として1901年に操業を開始。過去には最大10基以上の高炉があったが、現在は「戸畑第4高炉」だけが残っている。計画では、年間の粗鋼生産能力約200万トンの大型電炉と関連設備を整備する。戸畑第4高炉は30年度上期に休止する予定。電炉への転換により、社員約350人と協力会社の従業員約800人に影響が出る見通しだが、配置転換などで対応するという。