日産「九州生産移管」で支援PT

武内和久・北九州市長

 北九州市の武内和久市長は7月24日、日産自動車(横浜市)が追浜(おっぱま)工場(神奈川県横須賀市)の車両生産を日産自動車九州(福岡県苅田町)に移管することを受け、庁内に日産自動車や関連部品メーカーなどの支援を目的としたプロジェクトチーム(PT)を立ち上げたことを明らかにした。
 プロジェクトチームでは、神奈川などから移転を計画する企業に産業用地や行政の補助金制度などを紹介するほか、地元企業とのビジネスマッチング支援も行う。九州に移動する従業員向けの住宅の案内などにも対応する。日産は追浜工場での車両生産を2027年度末で終了する。同工場ではコンパクトカー「ノート」を生産しており、従業員は約2400人、生産能力は年間24万台。