北九州市に「新工場」建設へ
2025年07月31日
ニッスイ

水産食品大手のニッスイ(東京)は7月30日、北九州市に冷凍食品や練り製品などを生産する新工場を建設すると発表した。同市で稼働する2工場が老朽化していることから、新工場に機能を移転する。2027年の操業開始を目指す。先端技術を活用し、グループの国内食品事業のモデル工場にするという。現段階で投資額や規模は非公表。
新工場は、子会社の北九州ニッスイ(戸畑区)の旧第1工場跡地と隣接地に建設し、同社の本社工場となる。人工知能(AI)などで生産ラインの効率化を図るほか、省エネ設備で消費電力を半減して脱炭素化を図る。既存の2工場については、新工場と宇部工場(山口県宇部市)に機能を移し、閉鎖するとしている。
同社と北九州市は、地域経済の振興や地元雇用の創出、環境保全活動などで連携協定の締結に向け協議中という。