「長期介護保険制度」3年以内の整備を宣言
2026年03月27日
【寄稿】高橋孝治の中国「深層(真相)」拾い読み(第355回)
『人民日報』2026年3月26日付1面に「中国共産党中央弁公庁及び国務院弁公庁による長期介護保険制度の設立加速に関する意見(中共中央弁公庁国務院弁公庁関于加快建立長期護理保険制度的意見)」という記事が掲載されました。これによれば、中国は、習近平新時代の中国の特色ある社会主義思想の指導を堅持し、中国共産党第20回全国代表大会および第20回中央委員会第2回・第3回全体会議の精神を徹底的に実践し、党の指導を堅持し、人民中心のアプローチを堅持し、安定を維持しながら進歩を追求するという一般原則を堅持し、公平性、適切性、基本的保障、秩序ある調整を堅持して、中国の基本的な国情に適合し、すべての国民を対象とし、都市部と農村部を統合し、公平かつ統一的で、安全かつ標準化され、持続可能な長期介護保険制度を確立し、人民の利益、幸福、安心感を継続的に高めることを目指すとのことです。
長くいろいろと述べられていますが、結局のところ、中国に合った長期介護保険制度を整備するとしています。取り急ぎ3年以内に、長期介護保険制度を基本的に整備するとも述べています。
広大な中国でどのような介護保険制度が導入されるかは不透明ですが、場合によっては日本企業にも中国で介護ビジネスの機会があるかもしれません。
●高橋孝治(たかはし・こうじ)
アジアビジネス連携協議会・実践アジア社長塾講師/大明法律事務所顧問。中国・北京にある中国政法大学博士課程修了(法学博士)。専門は中国法、台湾法。法律諮詢師(中国の国家資格「法律コンサル士」。初の外国人合格)、国会議員政策担当秘書有資格者。現在は、立教大学アジア地域研究所特任研究員、韓国・檀国大学校日本研究所海外研究諮問委員も務める。


