インド・テランガナ州と友好協定
2025年06月06日
北九州市

北九州市の武内和久市長は6月4日、同市とインド中南部のテランガナ州が友好協力協定を結んだと発表した。武内市長が1日と2日に同州を訪問し、同州のレヴァント・レディ首相と協定に調印した。同州が目指すエコタウンの早期実現に向けて、北九州市の技術やノウハウを提供するほか、IT人材の育成などで協力する。
テランガナ州は、米グーグルが拠点を置くなどインド有数のIT都市だが、急速な工業化に伴う環境問題が深刻化。協定には、北九州市で先進事例のあるエコタウンの早期実現や紫川で実績のある河川の水質浄化、高度人材への日本語教育、貿易や投資の促進なども盛り込まれた。武内市長は、新たなグローバルビジネスの第一歩になると期待を寄せた。
北九州市は2023年、同州に拠点を置く環境・インフラ開発大手のラムキーグループと連携協定を締結。25年4月にレディ首相、5月には在福岡インド総領事が相次いで北九州市を訪問し、武内市長と面会している。