売上高「50億円超」157社

 東京商工リサーチ福岡支社が発表した2025年の「九州・沖縄の建設業売上高ランキング」によると、売上高が50億円を超えた企業は前年比13社増(9.0増)の157社で、2年ぶりに増加した。売上高合計は同5.7%増の2兆5464億円と4年連続で増加し、1994年以降で最大だった。利益金の合計は同16.8%増の1177億円で、6年連続の増加となった。資材価格や人件費など建設コストの高止まりは続いたが、九州での半導体工場の建設や福岡市などの再開発工事、自衛隊の基地整備を中心に建設需要は堅調だった。
 売上高トップはクラフティア(旧九電工、福岡市)で40年連続。福岡市の都市再開発や鹿児島のメガソーラーなど旺盛な設備投資需要が続いたが、売上高は前年比1.5%減となった。2位は若築建設(北九州市)で、上半期の工事進捗の遅れで同9.2%減。3位の松尾建設(佐賀市)は、大手半導体工場の増築や防衛関連案件などを手掛けたが、上半期の鈍化が影響し同5.3%減となった。4位の西日本プラント工業(福岡市)は九電関連工事に加え、半導体工場や再生可能エネルギーなどの工事が増加し、同14.5%増で過去最高だった。5位の西部電気工業(同)は光回線の整備工事が好調を維持し、同8.1%増。
 6位の國場組(那覇市)は沖縄防衛局キャンプシュワブ造成、ホテル・ゴルフリゾート建設などの大型案件で同39.4%増となり、前回の10位から4ランクアップ。7位の高田工業所(北九州市)は化学プラントや石油・天然ガスプラントの定期修理や製鉄プラントのカーボンニュートラル関連の建設工事が増加し、同10.8%増。8位のNECプラントエンジニアリング(熊本市)はイメージセンサー事業向けが活況で同0.8%増。9位のアメリカンエンジニアリングコーポレーション(沖縄県宜野湾市)は米軍横須賀基地など関東エリアでの受注が目立ち、初のトップ10入り。10位の九鉄工業(北九州市)はマンション関連などは好調だったが、長崎新幹線などのプロジェクト終了による反動減があった。
 増収率トップは成功沖縄コンストラクション(沖縄県恩納村、売上順位77位)。恩納村のリゾートホテルの工事を手掛け、増収率は845.4%だった。売上高が100億円を超えた企業は72社で4年連続で増加した。今回初めて100億円超となったのは、アイムホーム(沖縄県北谷村)、GLC建設(福岡市)、ミタデン(鹿児島市)、新洋(沖縄県浦添市)、優渾(熊本市)の5社。