「大分市—空港」16年ぶり復活

ホーバークラフト

 水陸両用船のホーバークラフトを運航する大分第一ホーバードライブ(大分市)は7月26日、大分市と大分空港(大分県国東市)を結ぶ定期便の運航を開始した。陸路では約1時間かかるが、ホーバーは約35分で運航する。同航路は2009年の運航終了以来、約16年ぶりの復活となる。第1便は事前予約で満席だった。
 定員は80人で、1日4往復する。片道運賃は大人(中学生以上)2500円(オンライン決済2000円)、3歳〜小学生1250円(同1000円)。空港ルートは空港開港の1971年から定期運航していたが、利用低迷で09年に運休。20年に大分県が「上下分離方式」による復活を表明し、県は第一交通産業(北九州市)と協定を締結。当初は23年度中の就航を目指していたが、訓練中の事故などで延期されていた。空港ルートに先行し、昨年11月から別府湾を周遊する土日祝日の不定期便の運航を始めていた。
 空港ルートの就航に合わせ、JR大分駅と大分港のターミナルを結ぶ無料シャトルバスを運行する。約3カ月の実証運行で、県がバス会社に委託する。