2年連続減で「過去最低」
2026年09月15日
2025年「焼酎売上高」
帝国データバンク福岡支店は9月9日、2025年の焼酎メーカーの売上高ランキングを発表した。上位50社の合計売上高は前年比1.6%減の2191億円と2年連続で減少し、比較可能な05年以降で最低となった。若者を中心としたアルコール離れに加え、物価高に伴う消費者の節約志向も影響したとみられる。
売上高トップは芋焼酎「黒霧島」などの霧島酒造(宮崎県都城市)で14年連続。原料となるサツマイモの病害による一部商品の製造制限で売上高は同1.1%減の525億4000万円だった。2位は麦焼酎「いいちこ」の三和酒類(大分県宇佐市)で、主力の紙パック商品が微減となり同2.1%減の255億2000万円。3位の「大分むぎ焼酎二階堂」の二階堂酒造(大分県日出町)は、原材料費の価格転嫁などが奏功し同1.1%増の163億円だった。
上位50社のうち、増収は15社で前年から12社減少。一方で減収は27社と7社増加し、業界全体で厳しい事業環境が続いている。最終損益が確認できた38社のうち、黒字は25社、赤字は13社だった。県別では鹿児島が20社でトップ。次いで宮崎が7社、大分と沖縄がともに5社。調査は、売上高に占める焼酎の割合が5割以上の全国のメーカーを対象に25年1~12月の決算期で集計した。
同支店は「和食人気の高まりによる海外需要が期待されるほか、低アルコール・フレーバー商品の開発も進んでいる。各社の商品開発と販売戦略が市場活性化につながる可能性がある」と指摘している。


