百貨店「販売額」5年ぶり減少

 九州経済産業局がまとめた2025年度の九州・沖縄のスーパーと百貨店の販売額(速報、506店)は前年度比1.3%増の1兆8168億円となり、5年連続で前年実績を上回った。コメを中心とした飲食料品の価格高騰などが押し上げた。
 百貨店(16店)は同3.6%減の4880億円で、5年ぶりに減少した。品目別では主力の衣料品が同7.8%減、高級ブランドのバッグや財布などの身の回り品が同12.1%減だった。インバウンド(訪日客)需要の減少で高額品の売れ行きが不調だった。飲食料品も0.3%減で、中元や歳暮など贈答市場の縮小が響いた。
 スーパー(490店)は同3.2%増の1兆3287億円で、比較できる1999年以降で最高となった。コメの価格高騰に加え、代替需要としてパスタや冷凍米飯の販売が増加。価格上昇で日用消耗品も伸びた。一方で、気温の影響などで紳士服の動きが鈍かったことから、衣料品は2年連続で前年を下回った。