関西・中国電力から「電力融通」
2025年08月05日
九州電力送配電

九州電力送配電(福岡市)は8月1日と2日の両日、関西電力送配電(大阪市)と中国電力ネットワーク(広島市)から電力融通を受けたと発表した。想定を上回る気温上昇により需給がひっ迫した。他電力からの電力融通は昨年10月17日以来、約10カ月ぶり。全国の電力供給を調整する電力広域的運営推進機関を経由して依頼した。
8月1日(金)は午後6時〜7時半の間に最大40万キロワット、2日(土)は午後6時半〜7時半の間に最大40万キロワットの電力を受電した。電力の安定供給には、供給の余力を示す「予備率」が最低3%必要とされる。両日は九州各地で気温が35度を超える猛暑日となり、予備率が3%を下回る可能性があった。現在、九電の玄海原発4号機(佐賀県玄海町)は定期検査で運転停止中。九州電力送配電は、今後も引き続き電力の安定供給に努めるとしている。