市政「エンタメ化」へ松尾氏起用

松尾 潔氏

 北九州市は7月9日、企画立案から情報発信まで行政の全てのプロセスにエンタメ的要素を取り入れるためのアドバイザーとして、音楽プロデューサーの松尾潔氏を「チーフ・エンタメ・オフィサー(CEO)」に任命したと発表した。就任は4月1日付。松尾氏は月に一回程度、市を訪れるなどして、政策の企画立案段階から関わっていくという。
 松尾氏は福岡市生まれで、小学校時代の2年間を小倉北区で過ごした。平井堅さんやSMAP、EXILEなどに提供した楽曲の累計セールスは3000万枚を超える。その手腕を生かして「市民の共感を生む施策」のプロデュースを担う。30周年を迎えた門司港レトロ地区のイベントなどの魅力向上を目指す。