市民に「詐欺防止アプリ」提供

高島宗一郎・福岡市長

 福岡市は8月5日、詐欺被害防止の取り組みとして、スマートフォン向けのアプリ「詐欺バスター」を半年間、市民に無償で提供すると発表した。市内での昨年度の特殊詐欺の認知件数は282件で、被害額は9億6000万円だった。今年度はそれを大きく上回るペースで増えており、市民の防犯意識を高める。
 詐欺バスターは、サイバーセキュリティー関連のトレンドマイクロ(東京)が開発。詐欺の疑いがある番号から着信があった際や、個人情報や金を狙うサイトにつながる前に警告画面を表示する機能などがある。アプリは市のホームページからダウンロードできる。無料期間終了後は、有償版を購入しない限り、自動的に課金されることはないとしている。