「3Dプリンター住宅」販売へ
2025年07月28日
リブワーク

住宅メーカーのリブワーク(熊本県山鹿市)は、土を主な原料とした3Dプリンター住宅の販売を開始する。3Dプリンターでつくった天然由来素材の住宅は国内で初めて。山鹿市でモデルハウスを公開し、8月から予約を受け付ける。一部にセメントを使う3Dプリンター住宅と比べて約5倍の強度があり、震度7の地震にも耐えられるという。解体後は土に戻すことができる。
海外製の大型3Dプリンターを現場で稼働させて特殊な土の壁をつくり、木製の骨組みと組み合わせる。壁の中にセンサーを搭載し、壁内部の温度や湿度をリアルタイムで管理することで快適な居住空間が維持できる。AI(人工知能)技術を活用することで、スマートフォンや専用モニターによるエアコンや照明、風呂の遠隔操作が可能となり、玄関ドアには顔認証システムを導入する。2026年1月から受注を開始し、40年までに1万棟の着工を目指す。コストや工期を半減し、住宅建設にイノベーション(革新)を起こしたいとしている。
