西鉄大牟田線など「値上げ」認可
2025年12月25日
国土交通省
西日本鉄道(福岡市)は12月24日、国土交通省に申請していた天神大牟田線(太宰府、甘木線を含む)と貝塚線の上限運賃の引き上げが認可されたと発表した。通勤・通学定期を含めた平均改定率は12.4%。同社の鉄道運賃の値上げは、消費増税時などを除くと1997年7月以来約29年ぶりとなる。
初乗り運賃は現行より10円高い180円になる。天神大牟田線の福岡(天神)からは、大橋240円(現行220円)▽久留米720円(同640円)▽大牟田1140円(同1050円)▽太宰府480円(同420円)。通勤定期は15.6%、通学定期は9.0%上げる。同社は9月に運賃値上げを申請していた。増収効果は年間約23億円を見込み、老朽化した設備の更新費用などに充てる。


