四国電力と「潮流発電」実証

 九州電力子会社で再生可能エネルギー事業を手掛ける九電みらいエナジー(福岡市)は6月12日、潮の満ち引きを利用する「潮流発電」の実証実験を長崎県五島市沖で実施すると発表した。同社は同じ海域で潮流発電の実証をしてきたが、今回は四国電力(高松市)が加わる。環境省の委託事業で、2026〜28年度まで取り組む。
 五島列島の久賀島と奈留島の間にある奈留瀬戸の水深約40メートルの海底に、出力1100キロワットの潮流発電機1基を設置。今年10月ごろから運転を開始する予定。年間発電量は、一般家庭約800世帯分の使用電力量に相当する約240万キロワット時を見込む。商用化に向けて設備の信頼性や保守性、経済性を検証する。九電みらいエナジーは、環境省の委託事業で19年度から潮流発電の実証をしてきた。四国電力は今回の実証を通じ、四国周辺での海洋エネルギーの活用可能性を検討する。