ゆいレールで「車窓に映像」実証

「たびんちゅレール」イメージ

 ソニーグループ(東京)は12月9日から、沖縄都市モノレール(ゆいレール)で複合現実(MR)技術を活用した「MRクルーズ」の実証運行を開始する。乗客は窓際に設置したディスプレーに映る観光地などのCGや音声などが楽しめる。自動運転カートやタクシーなどに続く取り組みで、クラブツーリズム(東京)と真宣組(那覇市)が協力する。
 名称は「たびんちゅレール」。12月9〜12日と23〜26日の計8日間、那覇空港駅(那覇市)—てだこ浦西駅(浦添市)間を1日2往復する。映像は4種類。金の龍を探しながら観光スポットなどを紹介する「金の龍を探し求めて」、沖縄の海やマングローブに生息する生物を紹介する「潜水艇ヤシガニ号の冒険」、沖縄で活躍する俳優・芸人がニュース形式で沖縄の魅力を案内する「ワクワク〜サテライト」など。乗客が少ない昼間に運行し、那覇空港周辺の渋滞緩和も図る。