マリノア跡に「三井アウトレット」

「三井アウトレットパーク福岡(仮称)」完成イメージ

 三井不動産(東京)と福岡地所(福岡市)は11月5日、福岡市西区の大型商業施設「マリノアシティ福岡」跡地に「三井アウトレットパーク福岡(仮称)」を建設すると発表した。今月1日に着工しており、2027年春の開業を目指す。三井アウトレットパークは国内15カ所目で、九州初進出となる。約200店が入居する見通しで、九州最大規模のアウトレットモールになるという。
 地上2階建ての商業棟を新設するほか、既存の4階建ての建物を改修して活用。延べ床面積は約11万7800平方メートル、敷地面積は約8万5200平方メートルになる。国内外のブランドやセレクトショップ、スポーツや子ども向けのアウトレット店をそろえ、飲食ゾーンのほか、イベントができる広場も整備する。総事業費は非公表。
 マリノアシティ福岡は、九州初の本格的なアウトレット施設として2000年に開業。海に臨む観覧車がシンボルだった。建物の老朽化などから昨年8月に営業を終了し、閉館時には物販や飲食など約160店が入居していた。