北九州市に「大型物流施設」建設

「Landport小倉」(仮称)の完成イメージ

 野村不動産(東京)と北九州市は9月30日、同社が同市小倉南区に建設する大型物流施設に関する立地協定を締結した。複数の企業が入居するマルチテナント型で、2027年9月に完成予定。同社が北九州市に物流施設を開設するのは初めて。
 施設名は「Landport小倉」(仮称)。九州自動車道小倉東インターチェンジ(IC)から約2.8キロに位置し、地上2階建てで、延べ床面積は約4万6700平方メートル、敷地面積は約3万4800平方メートル。高速道路のほか、北九州空港や新門司フェリーターミナルにも近く、電子商取引(EC)関連企業などの入居を見込んでいる。
 野村不動産は今年5月、3年間で約3400億円を投じて国内に「Landport」15棟を開発すると発表していた。九州では福岡県で5棟を開発する。内訳は、古賀市に2カ所、久山町、苅田町、北九州市に各1カ所。既存施設(久山町)を合わせると、6棟で約30万平方メートルの規模となる。