熊本地震で「鉄道収入」21%減

新八代駅(被災前)

 JR九州(福岡市)の古宮洋二社長は8月19日、令和8年熊本地震による鉄道設備の被害概要を説明した。8月1〜17日の鉄道事業の収入は前年同期比21.3%減少。今も熊本—新水俣間で運休が続く九州新幹線では、高架橋の損傷やレールのゆがみなど計約900カ所で被害が確認されるなど、2016年の熊本地震の被害を上回る可能性があるという。
 同社によると、日奈久断層帯付近の新八代—新水俣間で被害が集中しており、新八代駅から約2キロ南側では高架橋の橋桁がずれ、レールは継ぎ目で68センチ離れた。新八代駅では天井を支える柱のボルトが破損しているという。在来線でも、不通となっている鹿児島線の宇土—新八代間でレールのゆがみなどが約100カ所で確認された。来週中には復旧の見通しを示すとしている。
 前回の熊本地震の影響額は約130億円。鉄道設備の復旧に90億円、運賃収入は40億円減少したという。