門司港に来夏「若者向けホテル」

「BEB5門司港」イメージ

 星野リゾート(長野県軽井沢町)は12月15日、北九州市の門司港レトロ地区に若者向けホテル「BEB5(ベブファイブ)門司港」(同市門司区)を来年7月24日に開業すると発表した。同社が福岡県内で宿泊施設を運営するのは初めて。関門海峡を挟んだ対岸でリゾートホテル「リゾナーレ下関」(山口県下関市)を11日に開業しており、関門エリアで幅広い客層の観光需要を掘り起こす。
 ホテルは地場デベロッパーの美里建設(北九州市)がJR門司港近くに建設中の複合ビル(地上10階建て)の3〜10階に入り、星野リゾートが運営を受託した。客室は119室。全室から関門海峡が望め、最上階には飲食物を持ち込める24時間営業のパブリックスペースを設ける。1〜2階の商業施設には飲食店や土産物店などが入居する。宿泊料金は1泊1人税込み6600円(2人1室利用)から。星野リゾートは高級温泉旅館「界」や都市型ホテル「OMO(オモ)」など主に6ブランドを全国展開しており、BEBブランドは長野、茨城、沖縄に次いで4カ所目となる。

「BEB5門司港」全景イメージ