大分に「地熱発電所」新設へ
2025年11月20日
九電みらいエナジー
九州電力グループで再生可能エネルギーを手掛ける九電みらいエナジー(福岡市)は、大分県九重町に地熱発電所を建設する。同社は事業化に必要な環境影響評価(アセスメント)手続きに着手。11月13日から方法書の縦覧を開始し、27日に説明会を開く。必要な手続きや建設が順調に進めば、2030年ごろに運転を開始する見通し。
計画では、名称は「湯坪地熱発電所」とし、既存の大岳発電所の隣接地に建設する。出力は9500キロワットを見込む。17年に調査を開始し、20年から始めた掘削調査で地熱資源を確認した。経済性や環境性を精査し、26年夏ごろに事業化を最終決定する。同社は24年に九電から地熱発電事業を受け継いだ。九電グループの地熱発電所は、26年度末に運転開始予定の霧島烏帽子(えぼし)岳バイナリー発電所(鹿児島県霧島市)に次いで8カ所目となる。


