トライアルが2年連続トップ
2025年12月22日
九州・沖縄の2024年度「スーパー売上高」
帝国データバンク福岡支店は12月19日、2024年度の九州・沖縄のスーパーの経営動向をまとめた。売上高が前年度比で増収だった企業の割合は57.1%で、前年度(64.4%)から7.3ポイント減少。小規模企業で伸び悩みが目立ち、競争激化や価格転嫁の遅れが響いたとみられる。一方で約8割の企業が最終黒字となり、大手と中小の集客力の二極化が鮮明となった。
売上高トップは2年連続でトライアルストアーズ(福岡市)。店舗数が33店増の318店となり、消費者の節約志向を背景に売上高は8.1%増の約6653億円となった。2位はイオン九州(同市)。都市型小型店の出店やイオンモール香椎浜など既存店の改装などで、売上高は3.8%増の約5281億円。3位のサンエー(沖縄県宜野湾市)は、外国人観光客の増加などで売上高は4.1%増の約2275億円だった。10位のゆめマート熊本(熊本市)は、西友が九州で展開していた「サニー」(69店舗)を24年8月に承継し、売上高は2.6倍となった。


