石村萬盛堂初のコンセプトショップ開店
2026年04月03日
石村萬盛堂
「鶴乃子」で知られる菓子製造販売の石村萬盛堂(福岡市)は3月25日、特定商品に絞り込んだ初のコンセプトショップ「祝(いお)うてサンド ららぽーと福岡店」を、大型商業施設「ららぽーと福岡」(同市)内にオープンした。同店では、博多の祝いの席に欠かせない風習「博多手一本」をモチーフに、キャラメリゼしたくるみを手形に見立てたクッキーで挟んだ「祝うてサンド」を中心に展開。さらに、マシュマロを使用した新作スイーツや、焦がしキャラメルを使ったソフトクリームなど、祝うてサンドの世界観を体現する商品を取りそろえている。田中洋之社長は「新ブランドを通じて、幅広い世代に魅力を伝えていきたい」と意気込む。
同社は、旧石村萬盛堂の経営悪化を受け、2021年にふくやグループのかわとし、やずや、上村建設など地場企業6社が出資して設立された新会社が事業を承継し、現在の体制で運営している。発足当初は、ふくやの川原武浩社長が同社の社長を兼務していたが、昨年7月、23年まで辛子めんたいこの製造販売を手掛ける山口油屋福太郎で社長を務めるなど、食品業界で豊富な経営経験を持つ田中氏が社長に就任した。伝統菓子のブランド力強化に加え、新ブランドの育成を進める同社にとって、今回の取り組みは次世代顧客の獲得に向けた重要な一手となりそうだ。


