考えるだけで操作可能なゲーム

【寄稿】高橋孝治の中国「深層(真相)」拾い読み(第289回)

 『人民日報』2025年7月24日付1面に「上海は人工知能の産業チェーン体系の整備が加速している(上海加速形成人工智能全鍵条体系)」という記事が掲載されました。これによれば、上海の企業が、被験者が「意念制御」により、脳波信号だけでゲームソフトをスムーズに操作できるシステムのヒトへの試験が完了したとのことです。さらに、この記事では、上海が人工知能と生命科学の融合分野で新たな突破口を開いたことを示していると記述されています。
また、この点について、習近平・総書記が「上海は国際的な科学技術イノベーションセンターの建設という歴史的使命を担っており、機会を捉え、国家戦略の実現をけん引して科学技術イノベーションの源流機能と先端産業のリーダーシップ機能を強化し、世界的な影響力を持つ科学技術イノベーションの拠点として早期に完成させるべきである」と述べたことも伝えています。いずれにしても考えるだけで操作できるゲームというのは、全人類に大きな衝撃を与えそうです。

●高橋孝治(たかはし・こうじ)
アジアビジネス連携協議会・実践アジア社長塾講師/大明法律事務所顧問。中国・北京にある中国政法大学博士課程修了(法学博士)。専門は中国法、台湾法。法律諮詢師(中国の国家資格「法律コンサル士」。初の外国人合格)、国会議員政策担当秘書有資格者。現在は、立教大学アジア地域研究所特任研究員、韓国・檀国大学校日本研究所海外研究諮問委員も務める。