「イチゴ生産」新会社を設立

「上寺いちご園」(福岡県朝倉市)

 九州電力(福岡市)は4月15日、スマート農業技術を活用したイチゴの生産に本格参入すると発表した。2019年から自社の総合研究所で植物工場に関する研究開発をしており、オール電化によるイチゴの栽培ノウハウを蓄積してきた。事業を担う新会社「九電アグリラボ」(同市)を設立。栽培面積を3〜4倍に広げ、5年後に年間出荷量45トン、売上高8000万円を目指す。
 総合研究所が運営する実証施設「上寺いちご園」(福岡県朝倉市)を活用。ハウス内に電気式ヒートポンプによる空調設備を導入し、イチゴの生育に適した環境を整えた。今後は百貨店やスーパー、道の駅、菓子店を中心に販路を拡大する。イチゴ生産者へのアドバイス、新規就農支援、法人の農業参入支援などにも取り組む。将来はイチゴ以外にも品目を広げ、栽培管理におけるAI(人工知能)活用、スマート農業普及など、農業全般でのサポート事業を展開する予定。