「国際線ビル増改築」12月20日完了

「搭乗待合室」リニューアルイメージ

 福岡空港を運営する福岡国際空港(福岡市)は11月6日、2022年5月から行ってきた国際線ターミナルビルの増改築工事が12月20日に完了すると発表した。11月18日に免税店食品エリアがオープンし、広さは仮設エリアの約3倍となる。地元のチョコレートショップや元祖博多めんたい重などが新たに出店し、東京や京都、北海道の菓子店など57ブランドが入る。12月20日に搭乗待合室の改装工事が完了し、増改築工事が全て完了する。
 同日発表した25年9月中間決算(単体)は、売上高にあたる営業収益が前年同期比19%増の341億9802万円、最終利益は4.4倍の30億1399万円で、ともに中間期として過去最高となった。着陸便数、旅客数とも過去最高で、免税店エリアの売り上げ増が業績を押し上げた。通期見通しは、営業収益が695億円、最終利益が42億円と、いずれも従来予想から上方修正した。19年の民営化以降で初めて最終黒字となる見通し。

「国際線ターミナルビル」増改築工事の全体概要