沖縄県初「医業承継」で連携協定
2025年09月10日
琉球銀行と那覇市医師会

琉球銀行(那覇市)と那覇市医師会は9月3日、医業承継に関する連携協定を締結した。開業医の高齢化や後継者不足が課題となる中、医師会が持つ医療ネットワークと同行の金融・医業承継のノウハウを融合し、後継者のマッチングを進める。金融機関と医師会が医業承継で連携するのは沖縄県内で初めてという。
連携内容は、医業承継や開業などの相談▽医業経営全般の相談▽医業承継、開業、経営に関するセミナーの共同開催。那覇市医師会に所属する開業医の平均年齢は62.8歳(2024年4月時点)と高齢化が進み、12〜25年の開院が64施設だったのに対し、閉院は85施設だったという。両者の連携により、持続的な地域医療体制の構築・発展に向けた取り組みを進める。