「資さん」26年までに店舗倍増

資さんうどん東京1号店として今年2月24日に開業した両国店

 外食大手すかいらーくホールディングス(HD、東京)は5月15日、昨年10月に買収したうどん店チェーン「資(すけ)さんうどん」の出店計画を発表した。4月末現在で九州を中心に78店舗(関東に4店出店済み)を展開しているが、2025年に21店、26年に50店を出店し、ほぼ倍の149店に増やす。新規出店は関東や関西を中心に進める。27年以降は年間100店ペースで全国展開を目指す。
 資さん(北九州市)の25年1〜3月期の売上高は48億円、営業利益は3億円だった。関西や関東は九州以上に売り上げが好調で、すかいらーくHDの金谷実社長は決算発表で「九州だけのブランドではないと確信している」と全国展開への手応えを語り、将来的には1000店まで広げられる可能性があるとの見通しを示した。既存ブランドで200店規模の業態転換を検討中で、基本的には駐車場を構えたロードサイド(幹線道路沿い)に出店していくとした。