「輸出額」5年ぶり減少

 門司税関が4月22日に発表した九州経済圏(九州・山口・沖縄)の2025年度の貿易統計(速報値)によると、輸出総額は前年度比0.4%減の12兆6619億円となり、5年ぶりに減少した。主力の自動車で米国向けが高関税政策の影で減少したことが要因。米国向け自動車は30.5%減の7216億円で、台数ベースでは17%減の17万9000台だった。自動車全体の輸出額は10.3%減の3兆2838億円で、4年ぶりのマイナスとなった。一方、半導体等電子部品は14.0%増の1兆9411億円と好調だった。輸出から輸入を差し引いた貿易収支は2兆6283億円の黒字で、過去最高を更新した。
 併せて発表した3月の貿易統計(速報値)では、中東向け輸出額は前年同月比25.1%減の678億円、輸入額は24.0%減の1291億円となった。輸出では、イラン情勢の悪化に伴う自動車の減産が響いた。輸入は石油関連の減少が目立ち、原粗油は12.1%減の1087億円、ナフサなどの石油製品も48.9%減の162億円で、ともに4カ月連続で減少した。輸出総額は0.0%増の1兆1777億円で、半導体関連が好調だった。輸入総額は0.9%減の8271億円。貿易収支は3506億円の黒字で14カ月連続の黒字となり、3月としては過去最高だった。