東京に「半導体拠点」10月開設
2025年07月18日
三井不動産

三井不動産(東京)は7月16日、半導体分野の産業創造に向けた交流組織「RISE-A(ライズ・エー)」を設立し、10月には半導体メーカーや研究機関などが交流する施設を東京・日本橋に開設すると発表した。同社は、TSMC(台湾積体電路製造)の工場が立地する熊本県で企業や研究機関が集積する「サイエンスパーク」の整備を検討しており、交流組織での知見を生かす。
ライズ・エーの理事長には、2014年にノーベル物理学賞を受賞した天野浩・名古屋大教授が就いた。交流施設にはオフィスや交流スペース、イベント会場などを整備する。半導体に関する勉強会などを開き、会員企業のネットワーク形成や協業につなげる。海外の半導体研究機関とも連携してサポート体制を構築。年100社のペースで会員企業を増やす計画。将来的には地方拠点の開設も視野に入れるという。