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本誌記事 ズームアップ(企業・団体)
2023年10月号
Kホールディングス・社長 倉橋 髙治氏「大都市圏・海外から九州に投資マネー呼び込み、魅力ある開発で街の景色を変えていきたい」/収益物件の企画・開発で存在感放つ
土地活用・賃貸経営の大東建託で福岡南支店長や鹿児島支店長などを務めた後、K.ホールディングス(福岡市)を立ち上げ、そこから10年余りで地場屈指のデベロッパーにまで成長させた倉橋社長。その原動力は、不動産投資家を増やし街の景色を変えたいという強い思いだ。 国内外のファンドなどから 複数のオファー舞い込む 収益不動産の企画・開発、賃貸などを主事業とする地場の総合デベロッパーの中でもキラリと光る存在感を…
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本誌記事 ズームアップ(企業・団体)
2023年10月号
【Radar/企業】米菓一筋に生きた森田長吉氏 夢描いた「集客施設」が完成
福岡県直方市に7月、ホームセンターの「カインズ」や食品スーパーの「フードウェイ」などが入る複合商業施設「もちだんご村モール」が開業した。敷地面積は約7万平方メートルで、9月には県内初出店となる「ワークマンプラス2」など4店舗がオープン。開発元は大手デベロッパーなどではなく、地元で米菓を製造・販売する「もち吉」(同市)で、前社長で創業者の故・森田長吉氏が、人口減少が進む市のにぎわいを取り戻そうと構想に…
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本誌記事 エリアリポート
2023年10月号
【鹿児島】天文館活性化へアーケード整備/電車通りまたぐ「回遊性向上」へセンテラス前にも
鹿児島市の山形屋前に全国でも珍しい市電の軌道をまたぐジョイントアーケードが2021年完成したのに続き、「センテラス天文館」前でも同様のアーケード整備が25年1月完成を目指す。雨や降灰でも傘なしで回遊できる街づくりに向けて15年ほど前に打ち出された両アーケード構想。多極分散が進む鹿児島市の商業地図にあって、天文館復権への期待がかかる。 10年余り前からの構想 金生町で21年1月完成 天文館地区の商店街でつくる…
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本誌記事 エリアリポート
2023年10月号
【佐賀】4年制大新設などの動き活発化/若者の「約8割が県外流出」に歯止めはかかるか
県内大学進学者のうち、約8割が県外に進学している佐賀県で、今年に入って大学新設の動きが活発化している。県は、28年度までに県立大創設の準備を進め、旭学園(佐賀市)は26年春までの4年制大新設を目指すとしている。さらには、西九州大(佐賀県神埼市)は来春にデジタルを軸とした新学環の創設を発表するなど、これまでにないほど大学をめぐる動きが活発化している。 28年度に県立大開設へ 今秋に「たたき台」発表 佐賀…
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本誌記事 エリアリポート
2023年10月号
【宮崎】山間地の生活文化を次代へ継承/神楽、棚田、畜産などの「複合経営」が世界農業遺産に
宮崎県の山間地にある高千穂郷・椎葉山地域は、伝統的な生活様式や人々の暮らしを国内外にアピールしようと努めている。同地域の特徴は、一見すると農林畜産業に不利と思われる山間地をうまく利用した「山間地農林業複合システム」。世界食糧農業機関(FAO)から「世界農業遺産」に認定されたほか、今年4月に県内で開催されたG7農相会合で海外プレスに紹介された。 ほぼ森林の険しい地形 農業を組み合わせ生活 「山間地農林…
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本誌記事 エリアリポート
2023年10月号
【熊本】JR新八代駅周辺など再開発へ/交通の要衝の本領発揮し「TSMC効果」を呼び込め
県下第2の都市である八代市は今年1月、新幹線が停車するJR新八代駅周辺および工業用地の整備を二本柱として、市長をトップとする推進本部を立ち上げた。背景には駅・港・高速道路といった交通の要衝としてのポテンシャルを生かしきれていなかった点や、TSMC(台湾積体電路製造)の熊本進出の経済効果を、同市を起点に県南地域へ波及させたい思惑もある。 市長トップの推進本部 強みは広域交通の要衝 熊本県八代市は県中南部…
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本誌記事 エリアリポート
2023年10月号
【沖縄】大使に託す欧州の泡盛市場拡大/琉球王朝時代に製造された「幻の酒」を現代に再現
2022年の出荷量が18年ぶりに前年を上回ったことは、県内の泡盛業界にとって久々の明るい話題となった。一方で、コロナ禍前の9割にも満たないことから「回復は道半ば」という意見が大半だ。市場拡大に向け継続して取り組む重要性が今後ますます高まるのが確実な中、県内には独自の発想で新たな市場開拓に挑戦する複数のプロジェクトがある。 貴重な原料を使って 数量限定商品を販売 忠孝酒造(豊見城市、大城勤社長)は今年8…
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本誌記事 エリアリポート
2023年10月号
【エリアフォーカスインタビュー熊本/松本 充右 氏(九州ルーテル学院大学 学長)】インターナショナル小学部を表明から異例のスピード開設
「ローカルとグローバルの視点を持つ “熊本育ちの国際人”を輩出していく」 九州ルーテル学院(熊本市、福田邦子理事長)は、来年4月にインターナショナルスクール小学部を開設する。TSMC(台湾積体電路製造)の熊本進出を受け、設置表明からわずか約1年半という異例のスピード開校の背景に、熊本県が国際教育に熱心であることや、学院として国際化の進展に積極的な役割を果たしていく考えがある。 《来年4月にインターナショ…
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本誌記事 エリアリポート
2023年10月号
【大分】別府湾で進む湾岸地区の再整備/上人ヶ浜などを「新たな観光エリア」として位置づける
大分県を訪れる観光客数は、大幅に増加している。今後も「日本一のおんせん県おおいた」を前面に出して国内外の観光客誘致を関係者は期待している。このような中、別府湾の湾岸地区では、県民や観光客の利便性向上、新たな観光スポットとしての「にぎわいエリア」の設置など、港を核とした周辺地域の整備開発が進められている。 インバウンド大幅回復 急がれるインフラ整備 政府の新型コロナ規制措置が緩和され、国内外から…
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本誌記事 エリアリポート
2023年10月号
【福岡】元寇750年で地域間交流促進/鷹島神崎遺跡のある「長崎県松浦市」などと広域連携
13世紀の鎌倉時代中期、モンゴル帝国が1274年の文永の役、81年の弘安の役と2度にわたり日本に侵攻した元寇のうち、文永の役から来年で750年の節目を迎える。この元寇関連の遺跡などが、今も残る福岡市西区の7校区の自治協議会は昨年、記念事業実行委員会を立ち上げ、長崎県松浦市などの元寇ゆかりの他の地域の自治体などと連携しながら、地域活性化を目指している。 日蒙国交樹立50周年で 「蒙古山之碑」を再建 文永の役の…