習近平の強軍論「教本」発行
2025年08月20日
【寄稿】高橋孝治の中国「深層(真相)」拾い読み(第296回)
『人民日報』2025年8月19日付1面に「習近平の強軍興軍論(4)(習近平論強軍興群(四))」という記事が掲載されました。これによれば、最近、軍事委員会政治工作部から『習近平の強軍興軍論(四)』という本が発行され、中国の軍隊において、これを学習し、活用すべきとの通知が発出されたとのことです。
「この書籍を用いて部隊の学習成果を反映させ、理論武装を深く実践的に推進し、理論と実践を結びつける学風を広め、実践的な成果で学習成果を検証する方向性を確立し、学習成果を強軍建設の具体的な実践に転換し、新時代の使命任務を果たす能力を全面的に向上させ、建軍100周年を優れた成果で迎えるべきである」と記されています。これまでの習近平の発行物からすると、恐らく精神論的な内容しか書かれていないものと思われるものの、中国の軍事における精神的支柱になる書籍と言えそうです。

●高橋孝治(たかはし・こうじ)
アジアビジネス連携協議会・実践アジア社長塾講師/大明法律事務所顧問。中国・北京にある中国政法大学博士課程修了(法学博士)。専門は中国法、台湾法。法律諮詢師(中国の国家資格「法律コンサル士」。初の外国人合格)、国会議員政策担当秘書有資格者。現在は、立教大学アジア地域研究所特任研究員、韓国・檀国大学校日本研究所海外研究諮問委員も務める。