台湾企業の「九州誘致」で協力

池辺和弘・九州経済連合会会長(左) 、黄志芳・台湾貿易センター会長(中央) 石黒憲彦・ジェトロ理事長(右)

 九州経済連合会と日本貿易振興機構(ジェトロ)、台湾の輸出促進機関である台湾貿易センター(TAITRA)は9月5日、台湾企業の九州進出などを支援する協力覚書(MOU)を締結した。3者が連携し、TSMC(台湾積体電路製造)の熊本進出に伴う半導体産業の集積を加速させる。
 九経連やTAITRAが持つ企業ネットワークと、ジェトロの外国企業誘致のノウハウを活用。九州に進出したい台湾企業に対して不動産など投資環境に関する情報提供、進出後のビジネスマッチングなどの支援に取り組む。ジェトロは1日、福岡市内の拠点に「九州広域半導体等誘致推進本部」を開設。2023年9月から熊本市に設置している専門窓口と併せ、九州での半導体関連投資を後押しする。