「デジタルアート」販売に参入

デジタルアート作品に対する学芸員資格保有者による解説例

 九州電力(福岡市)は6月10日、デジタルアートの販売事業に参入すると発表した。SBIホールディングス傘下のSBINFT(東京)と提携し、偽造や複製が難しいデジタルデータ「NFT」(非代替性トークン)の作品を扱う。事業多角化の一環で、デジタルアートの価格安定・高付加価値化を図り、市場拡大を目指す。
 九電が運営するサイト「デジがろ」を開設。デジタルアートを展示し、学芸員の資格保有者がわかりやすく解説する。作品はSBINFTが運営するNFTの売買サイトを通じて購入でき、クレジットカードによる決済も可能。作品の売り上げの一部は作者と学芸員にも還元する。NFTはブロックチェーン上にデジタル資産の固有情報を記録することで識別が可能となり、資産価値を持つとされる。