福岡県菓子工業組合理事長に明月堂社長の秋丸真一郎氏
2025年09月05日
福岡県菓子工業組合

福岡県菓子工業組合(福岡市、組合員数147)で先ごろトップ交代があり、副理事長を務めていた秋丸真一郎氏(明月堂社長)=顔写真=が新理事長に就任した。理事長を14年務めた丸山道和氏(チムチムオーナーシェフ)は退任した。6月25日付。
長年理事長を務めた丸山氏の勇退を受けたもの。後任の副理事長には、理事だった中岡生公氏(鈴懸社長)が就任した。なお同組合の副理事長は同氏を含めて4人体制で、他の副理事長および専務理事はいずれも留任した。
秋丸氏は福岡市出身、1964年7月生まれ。西南学院大法学部中退。会社勤務を経て1993年明月堂に入社し2012年専務取締役、13年9月から現職。
秋丸氏は「洋菓子ではタマゴや牛乳、バターの価格高騰、和菓子はコメ不足と、業界は原材料調達で不安を抱えている。全国菓子工業組合連合会(全菓連)で農林水産省に原材料の確保を支援してもらえるよう申し入れており、引き続き取り組んでいきたい。他方、5月には『あさひかわ菓子博2025』を開催し、入場者数は前年を下回ったが、予想以上の売れ行きで明るい材料になった」と話している。
なお秋丸氏は19年からは福岡市菓子協同組合(組合員数30)理事長を務めていたが、県組合の理事長就任に伴い退任し、後任には中岡氏が就任した。併せて副理事長と専務理事も交代し、副理事長に原田浩司氏(千鳥饅頭総本舗社長)と森正俊氏(如水庵社長)、専務理事に野田拓史氏(野田和光堂社長)がそれぞれ就任した。