佐賀県と「包括連携協定」締結

山口祥義・佐賀県知事(左)、大山健太郎・アイリスオーヤマ会長

 アイリスオーヤマ(仙台市)は10月16日、佐賀県と包括連携協定を締結したと発表した。同社は1990年に鳥栖工場(佐賀県鳥栖市)を竣工。工場棟や製造ラインを拡充し、県内のこども食堂の支援などの取り組みで連携してきた。今回の協定により、地域との連携を強化する。同社と都道府県との包括連携協定の締結は宮城県に次いで2例目。
 地域産業の振興では、佐賀県産の製品の販路拡大を目指すほか、コスメティック構想に参画して県や佐賀大との連携も進める。防災・減災では、地震などの災害時に迅速な物資供給を行う。環境保全では、来年オープン予定の「世界海洋プラスチックプランニングセンター」(唐津市)と同社のグループ企業が協力し、同施設で作られる海洋プラスチックを原料とした商品開発について協議を進める計画。