AI開発新興と資本・業務提携
2025年06月03日
JR九州

JR九州(福岡市)は5月30日、AI(人工知能)を活用したシステム開発を手掛けるスタートアップのTokyo Artisan Intelligence(TAI、横浜市)と資本・業務提携を結んだと発表した。出資額は非公表。線路や鉄道設備の保守点検を省力化するシステムを共同開発し、他の鉄道会社に販売することも視野に入れる。
TAIは2020年3月設立。両社は鉄道技術で協業しており、22年から実証実験を開始。これまでに新幹線のレールの不具合をAIが検知する「新幹線軌道モニタリング装置」を開発したほか、線路の安全確認車にAIカメラを取り付けて支障物の有無を確かめるシステムの開発も進めている。鉄道インフラのDX(デジタルトランスフォーメーション)推進により、安全で持続可能な社会の実現を目指す。
