造船産業振興などで連携協定
2025年07月18日
大島造船所と長崎市

大島造船所(長崎県西海市)と長崎市は7月16日、造船関連産業の振興や地域活性化に向けた連携協定を締結した。同社が自治体と連携協定を結ぶのは長崎県、西海市に続き3例目。連携を通じて、人手不足が続く造船業界の人材確保などにつなげる。
協定では、長崎市内の造船関連産業の振興のほか、カーボンニュートラル社会の実現、地域コミュニティー活性化で連携を図る。大島造船所は、ばら積み貨物船(バルクキャリア)の建造や橋梁(きょうりょう)の施工などを手掛けている。2022年に三菱重工業から香焼工場(長崎市)を譲渡され、西海市と長崎市の2工場体制となった。今後、浮体式洋上風力発電の基礎構造物も生産する予定。