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本誌記事 エリアリポート
2023年11月号
【長崎】着々と進む住みよかプロジェクト/官民一体で住環境を整備して人口流出の抑制を
長崎県は九州・沖縄で最も人口減少率が高く、中でも長崎市は全国市町村でも減少率が上位に位置する。原因の一つが若い世代の人口流出で、市もさまざまな面から対策を打ち出している。その一つが若い世代が住みやすい住環境を整備する「住みよかプロジェクト」だ。官民が連携して仕組みを構築し、課題を改善しながら、魅力ある住環境整備に取り組んでいる。 転出超過深刻な長崎市 若い世代の住環境創出 長崎市の人口は1975年…
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本誌記事 エリアリポート
2023年11月号
【エリアフォーカスインタビュー長崎/坂口克彦 氏(ハウステンボス 会長)】約4年ぶりに社長交代し10月から会長に就任した
「大胆な処遇改善で企業価値を高め、“納得した仕事”で接客の質向上図る」 大型テーマパークのハウステンボス(HTB、長崎県佐世保市)は10月に約4年ぶりに社長が交代し、髙村耕太郎氏が社長に就任。坂口克彦前社長は会長に就任した。同会長は、人材確保のため、思い切った処遇改善による安心して働ける環境づくりや、おもてなし精神の徹底によるリピーターの確保などに努める。 《日用品大手のユニチャームから旅行大手のエイ…
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本誌記事 エリアリポート
2023年11月号
【宮崎】都井岬の観光回復へ明るい兆し/ホテル跡地の「グランピング施設」が順調な滑り出し
県内屈指の景勝地・都井(とい)岬(宮崎県串間市)には日本で唯一、野生馬が生息する。かつて新婚旅行などでにぎわい、その受け皿だった「都井岬観光ホテル」が閉鎖されて13年たった今年、跡地にグランピング施設が開業。近年のアウトドアブームも相まって高い稼働率を維持している。一方で昨年、市街地に開業した「道の駅」も順調な滑り出しで、市内の観光需要はじわり高まっている。 集客施設が次々完成 平日でも多くの人出…
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本誌記事 エリアリポート
2023年11月号
【熊本】人吉温泉の老舗旅館相次ぎ復活/「豪雨災害」乗り越えての復旧・復興を内外へ発信
2020年7月の豪雨災害に見舞われた人吉市で温泉旅館の復旧・復興の動きが相次いでいる。人吉温泉旅館組合に加盟している八つの旅館は、今年に入り全旅館営業を再開し、アフターコロナに向けた観光産業の復活へかじを切っている。そこで、「清流山水花 あゆの里」の有村充広社長と、「人吉温泉 鍋屋」の富田峰子女将に旅館営業再開の思いを聞いた。 人吉温泉は「美人の湯」 組合加盟8旅館が再開 人吉市は温泉のまちとして、内…
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本誌記事 エリアリポート
2023年11月号
【北九州】曲がり角の産業観光が再始動へ/モノづくり都市を「観光都市」に変えたコンテンツ
モノづくり都市としての特性を生かし、観光による地域活性化を図るために北九州商工会議所が2011年度から実施している「産業観光」が、コロナ禍で曲がり角に差し掛かっている。“北九州らしさ”を演出したものとしてコロナ禍前までは好評だった。今年11月には市内で「全国産業観光フォーラム」が開催されるが、産業観光を再始動し、新たな形を模索する動きもあるようだ。 窓口のワンストップ機能 官民一体でセンター開設 産業…
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本誌記事 エリアリポート
2023年11月号
【福岡】空室率上昇も新規ビル入居堅調/賃料では「博多エリアが上昇傾向」で天神周辺との差が縮少
新型コロナウイルスの感染拡大局面では、リモート勤務が常態化したことでオフィス不要論まで飛び出したが、足元の福岡都心部のオフィス市況は一部を除いて堅調に推移している。中には、完成前にもかかわらず入居率が70%を超えているビルもあるほどだ。賃料も駅近物件を中心にジリジリと上がってきており、天神エリアと博多エリアの差もなくなってきているようだ。 新規ビルの入居堅は調 コロナ一過で新たな需要 福岡都心部…
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2023年11月号
Monthlyダイジェスト
9/13(東京) 第2次岸田再改造内閣が発足した。岸田文雄首相は記者会見で「変化を力にする内閣」と名付け、10月をめどに経済対策をとりまとめると表明した。閣僚19人のうち、女性は5人と過去最多に並んだが、副大臣・政務官54人は全員男性で女性起用はゼロとなった。 9/14(兵庫県西宮市) プロ野球阪神は、本拠地・甲子園球場で18年ぶり6度目のセ・リーグ優勝を決めた。前回優勝した2005年に指揮を執った岡田彰布監督が復帰…
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2023年11月号
Radar
県内離島の魅力満載「離島フェア」/沖縄県 「離島フェア2023」が11月24日(金)から26日(日)までの3日間、「沖縄セルラーパーク那覇」で開催される。直近の3年間は新型コロナウイルスの感染状況に配慮し、一部オンラインを併用し、規模を縮小して開催していたが、今回は4年ぶりの通常開催となる。 離島の産業振興と併せて、離島地域と都市地域間および離島相互間の交流を促進するとともに、新たな地域資源を発掘し、住民…
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本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2023年11月号
寸談余話(4)JR九州シニアライフサポート・古後彰史社長/プレミアムロジックス・森五岳社長/ショウイン・因脩祐社長
来年「SJRザ・クラス大手門」開業 アクティブシニアがターゲット 有料老人ホーム「SJR」7施設を運営するJR九州シニアライフサポート(福岡市)は来年1月、都市型シニアレジデンス「SJRザ・クラス大手門」を開業する。福岡市営地下鉄空港線大濠公園駅から徒歩5分の立地で、福岡市の「簀子(すのこ)小学校跡地活用事業」として、JR九州グループと桜十字グループ(熊本市)が開発した。同じ敷地には、桜十字大手門病院や芝生広場…
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2023年11月号
OH!ニッポン「矜恃(きょうじ)なき『ウクライナ降伏論』~ロシアの即時撤退なぜ叫ばぬ~」
ロシアのウクライナ侵攻から1年8カ月余。戦況は膠着(こうちゃく)状態にあるというが、遠く離れた日本では確かなところはよく分からない。ウクライナへの支援では人後に落ちないつもりの老生だが、戦況とは別に開戦以来ずっと気になっていることがある。ウクライナに対し、「降伏のススメ」を真顔で説く学者や政治家の言説である。 昨2022年8月12日付の朝日新聞に、国際政治学者の豊永郁子氏(早稲田大学教授)による「ウク…