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本誌記事 NEWS SCRAMBLE
2024年02月号
〈経済安保〉半導体産業に忍びよる「技術流出リスク」
経済のグローバル化に伴い、国際社会で経済安全保障の重要性が高まっている。激しさを増す米中対立などを背景に、半導体や蓄電池といった重要物資を確保するための施策を各国が打ち出しており、日本でも2022年5月に「経済安全保障推進法」が施行された。 同年、政府は半導体や蓄電池、工作機械・産業用ロボットなど11分野を「特定重要物資」に指定した。法務省の外局である公安調査庁では、国内の企業や大学などに技術流出を…
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本誌記事 NEWS SCRAMBLE
2024年02月号
〈沖縄〉琉銀と海銀の「共同化事業」が本格始動
琉球銀行(那覇市)と沖縄海邦銀行(同市)が共同出資して設立した「ゆいパートナーサービス」(浦添市)が昨年12月、業務を開始した。両行から2人ずつ取締役を出し、琉銀の現金輸送業務などを担う「りゅうぎんビジネスサービス」のが比嘉良友社長がゆい社の社長を兼務する。 3社は現金輸送・行内メール便業務、および、ATM保守業務などに関して業務委託契約を締結したが、まずは、それぞれの銀行の営業店と本部間の現金輸送…
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本誌記事 NEWS SCRAMBLE
2024年02月号
〈百貨店〉佐賀玉屋の「本館はホテル」に建て替えか
佐賀県唯一の百貨店である佐賀玉屋(佐賀市、田中丸雅夫社長)が12月11日、京都市の不動産デベロッパー、さくら(浅井政則社長)への経営権譲渡を発表した。佐賀玉屋の名称は残して百貨店南館で継続する。 佐賀玉屋は1806年に荒物商として佐賀県小城市で創業。33年に佐賀市呉服町に百貨店を開店し、65年に現在の店舗に移転した。佐賀市中心部の中核店舗として最盛期の96年度には165億円を売り上げたが、2000年以降に郊外型大…
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本誌記事 テーマリポート
2024年02月号
進む延伸・拡幅で地域を変える道路インフラ
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本誌記事 TOPINTERVIEW
2024年02月号
小久保 裕紀 福岡ソフトバンクホークス 監督「間近で学んだ『王イズム』を選手に継承。 “美しい戦い”で最高の結果をつかみたい」
「常勝軍団再び」─。その命運を託されたのは、王イズムの継承者と誰もが認める人物だった。万年Bクラスから、常に優勝を争うチームへと強くなる過程を共に歩んだ存在でもある。新監督の就任会見で「勝負の世界に戻ってきた」と語った小久保裕紀氏の表情は晴れやかだったが、既に勝負師の目をしていた。「チャレンジャーという思いを全員が共有して戦う」先に待つ、4年ぶりのパ・リーグ制覇、日本一を目指す。 聞き手/本誌編集…
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本誌記事 グラフ
2024年02月号
Kyushu PHOTOGRAPH「福岡市中央区」
福岡城址の雪景色 近年では中々見られない光景が、そこには広がっていた。天守台から一望すると、全ての方向から雪が降っていたのを見せつけらた。この時点でマイナス1度。江戸時代、藩の武士たちは真っ白になった石段で滑らないよう慎重に歩いたことがうかがえる。高い建物の江戸時代、城下町は遠くまで見て取れて、その光景はさぞ綺麗だったと思う。改めて福岡城址の素晴らしさを感じさせられた。(福岡市中央区)
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本誌記事 テーマリポート
2024年02月号
【有明海沿岸道路】福岡県南─佐賀直結を経て熊本延伸へ
“第2期”で「荒尾道路」決定 TSMC効果にらむ構想も 熊本、福岡、佐賀、長崎の4県をまたぐ有明海の北部沿岸地域を結ぶ高規格道路・有明海沿岸道路(以下、有沿道路)の整備が新たな局面を迎えた。 福岡県大牟田市を起点に佐賀県鹿島市までをつなぐ全長55キロの高規格道路として、福岡・佐賀両県で整備が進み、2021年に福岡県区間が全通。佐賀県区間は複数の未整備区間を残すが、22年にはさらに大野島IC(福岡県大川市)から諸…
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本誌記事 春夏秋冬
2024年02月号
「磯田道史さんの『専門を無くす』生き方」
歴史学者で国際日本文化研究センター教授の磯田道史さんは、1970(昭和45)年の生まれ。小学生のころ岡山の土木建設業者から「あの少年は怖い。現われたら最後、工事が止まる!」と恐れられる存在だった。 子どもの頃から好奇心旺盛で歴史大好き。自転車に乗っては古墳を訪ね歩き、埴輪(はにわ)の欠片(かけら)が落ちていないか探した。さらには掘り返された工事現場へ行って土器の破片を見つけ、岡山大学へ駆け込み、教授…
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本誌記事 テーマリポート
2024年02月号
【沖縄の道路整備】ハシゴと2環状7放射で混雑を解消
本島走る6高規格道路の シームレスな接続目指す 沖縄本島には、事業中、調査中のものを含めて六つの高規格道路がある。このうち最も事業区間が長いのが、本島中南部と北部にある名護市とを結ぶ沖縄自動車道(延長57・3キロ)。高速自動車国道としては最南端かつ最西端の同路線は、沖縄振興開発計画に基づいて計画された。名護市からうるま市までの区間(25・9キロ)は、沖縄海洋博覧会が開かれた1975年5月に一般有料道路として…
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本誌記事 テーマリポート
2024年02月号
【総論】域内循環型高速網整備いまだ道半ば
九州初の高速道路である九州縦貫自動車道が着工したのは1966年7月。半世紀をとうに超えた現在も、域内の高速交通体系が十分に整備されているとは言えない。九州の一体的な発展と地域振興のためにも、シームレスに移動できる高速交通体系の早期完成が待たれる。 九経連発足の重要な目的 域内交通体制の早期整備 九州・山口経済連合会(現九州経済連合会、以下九経連)は、九州の一体的な開発や企業体質の改善、地域格差の是…