財界九州ONLINE本誌記事、財九NEWS、本誌関連イベント等を対象としたサイト内検索が可能です。
-
本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2024年12月号
九州の志士「紙幣用紙を開発した開化人『中村祐興(すけおき)』」
旧柳川藩士で明治政府の官僚を務めた中村祐興は大蔵省紙幣寮の初代抄紙(しょうし)局長として、証券や公債用の貴重紙「中村紙」を開発、紙幣用紙の改良に尽力した。「心身統一法」の創始者である中村天風の父としてもよく知られる、常に時代を先取りした“開化人”中村祐興の生涯をたどる。 柳川藩士から政府官僚へ 中村祐興は1829(文政12)年、筑後国山門郡山川村原町(現・福岡県みやま市山川町原町)で父・中村一甫、母…
-
本誌記事 特集・有明海広域圏
2024年12月号
沿岸地域発展に向け連携気運/「有明海沿岸道路」は佐賀・熊本へさらに延伸
有明海沿岸地域では熊本県で「有明海沿岸道路」(有沿道路)の2期工事が本格化し、インターチェンジ(IC)設置予定の荒尾競馬場跡地(荒尾市)で複合商業施設の整備が進む。南部では、熊本~島原を結ぶフェリー航路が半導体産業のサプライチェーンをつなぐ「シリコンシーライン」構想が浮上。北部でも佐賀県で有沿道路の整備が進み、九州佐賀国際空港や三池港の活用が期待される。沿岸地域では、県域を越えた官民の連携機運が高…
-
本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2024年12月号
寸談余話(1)FFFホールディングス・中村克久CEO/中部興産・新垣貴雪社長
沖縄の東洋商会を子会社化 シナジー発揮で営業を加速 住宅設備機器卸販売、施工の冨治商会(福岡市)を中核とする持ち株会社FFF(スリーエフ)ホールディングス(同市)は10月1日付で、沖縄で住宅設備機器卸販売やユニットバス、システムキッチンなどの販売・施工を手掛ける東洋商会(那覇市)の株式を譲り受け、子会社化した。中村克久CEOは「お互いにTOTOの一次代理店で、亡くなった(東洋商会の)先代社長は若いころ冨治商…
-
本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2024年12月号
Two of Us/柳瀬 隆志 嘉穂無線ホールディングス 社長 × 鈴木 優輔 LINEヤフーコミュニケーションズ 社長
経営者はときに孤独な存在である。最後は己を信じて決断を下す。経営の神様の異名を持つ松下幸之助も「経営者の決断は実に孤独な仕事」という言葉を残している。そんな経営者を支えてくれる大きな存在が同じ経営者だったりもする。柳瀬隆志社長、鈴木優輔社長が参加する「南区会」は、福岡市南区にゆかりのある経営者たちの寄り合い。会食で近況報告したり、ランニングでともに汗を流したりして公私にわたりお互いを支え合う。…
-
本誌記事 業界・地域リポート
2024年12月号
【Archive/アイランドシティ】まちづくりは積水の住宅開発が主導/お荷物の埋立地に「照葉のまちづくり」を始めて来年で20年
今では福岡市都心部の高級マンション「グランドメゾン」のデベロッパーとしての積水ハウス福岡マンション事業部だが、元々は海際の大規模開発を担う部署だったことはあまり知られていない。「シーサイドももち」の実績を背景に、当時、住宅開発で行き詰まっていたアイランドシティのまちづくりは、積水抜きでは成立しなかったと言っても過言ではない。 バブル崩壊も甘い見通し 地元金融団も慎重姿勢に 福岡市東区にあるアイ…
-
本誌記事 春夏秋冬
2024年12月号
伊集院静さんの「大人の流儀」
直木賞作家の伊集院静さんが妻の夏目雅子さんを亡くして7年後、女優の篠ひろ子さんと結婚したとき、山口県防府市に住む父から「おまえ昨晩の、ニュース番組を見たか」と電話があった。あるニュース番組のキャスターが、番組が終ろうとするとき、こう言ったのだ。 「ええ…、どうでもいいことですが、作家の伊集院静と女優の篠ひろ子さんが結婚したそうです」 父は「どうでもいいとはどういうことだ。互いに親もあり親戚もあ…
-
本誌記事 グラフ
2024年12月号
第98回 秋季生涯青春ゴルフ会 晴天に恵まれ九州・沖縄の参加者が親睦深める/QTnetの眞部利應氏がエージシュートを達成!!
-
本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2024年12月号
refresh/エントリーサービスプロモーション 新井 洋子 社長
「大自然が与える魅力こそ私のエネルギー源」 私にとって、海外の大自然に触れることは何よりも心身をリフレッシュさせる方法の一つである。これまでに世界中を旅し、さまざまな自然の景色に感動してきたが、その中でも特にひときわ印象に残るものは、雄大で非日常的な景観に出会った瞬間だ。広大な草原に吹く風や、そびえ立つ山々の力強さ、静かな湖に映る夕日の美しさなど、唯一無二の体験となっている。 私は仕事が大好き…
-
本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2024年12月号
寸談余話(3)熊本ホテルキャッスル・奥地大祐社長/永三モータース・ジェームス・チェン副社長
6月熊本屈指の伝統ホテル着任 「ニュークラシックホテル」掲げる 熊本ホテルキャッスル(熊本市)は、1960年に開催される熊本国体に臨席される天皇皇后両陛下の御宿泊所として、当時の熊本政財界の総力を結集して誕生した。宿泊者数は回復基調だが、債務超過が続いていることなどを理由に6月24日付でPlan(プラン)・Do(ドゥ)・See(シー)(東京、以下PDS)と資本業務提携を締結し、PDS出身の奥地大祐社長が就任した。 奥地社長…
-
本誌記事 NEWS SCRAMBLE
2024年12月号
〈海運〉約79億円でJF「ヴィーナス2」の更新決まる
老朽化などで船体の更新が喫緊の課題となっていた博多|壱岐|対馬間で九州郵船(福岡市)が運航するジェットフォイル(JF)の「ヴィーナス2」が新船へと更新されることになった。建造費は78億6000万円で、国や県、壱岐市などが半額を補助して、今年度中に建造メーカーの川崎重工と契約を結ぶ。 今年9月現在、国内で就航しているJFは18隻、うち2隻はドックに係留中で、もっとも船齢が長いのは45年となる。同社は「ヴィーナス」…