「アジア出店」3倍超の46店へ
2025年10月15日
リンガーハット「新中計」

外食大手のリンガーハット(本店・長崎市)は10月10日、2026〜28年度の中期計画計画を発表した。海外事業を成長の柱と位置付け、東南アジアを中心に店舗網を拡大。28年度までに海外店舗を3倍超の46店とする計画。同年度に売上高523億円、営業利益38億円を目指す。
海外展開では、タイ、カンボジア、ベトナムで出店を加速。ちゃんぽん店「リンガーハット」を計27店、とんかつの「濵かつ」を計5店増やす。国内では、コロナ禍で撤退した関東で「濵かつ」の再出店を進める。リンガーハットも含めた総店舗数は現在の644店(海外14店)から687店(同46店)とする。
同時に発表した25年8月中間連結決算は、売上高が前年同期比5.5%増の223億9900万円、最終利益は56.3%増の5億1100万円だった。冷やしちゃんぽんなど夏場向け商品の早期投入が奏功した。26年2月期の通期見通しは、売上高は457億4900万円、営業利益は19億9000万円、最終利益は12億3100万円にそれぞれ上方修正した。