太陽光併設型「蓄電池」運用開始

長崎第2太陽光発電所に導入した蓄電システム(長崎市)

 西部ガスホールディングス(HD、福岡市)などは10月27日、長崎市内の太陽光発電所に併設した蓄電池の運用を開始したと発表した。西部ガスグループが再生可能エネルギー併設型蓄電池を運用するのは初めて。今後、北九州市内にある4カ所の太陽光発電所でも蓄電池を導入する。
 再エネ事業を手掛ける子会社のエネ・シード(福岡市)が保有する太陽光発電所(出力900キロワット)に蓄電池を導入した。蓄電池の容量は2200キロワット時。GSユアサ(京都市)が蓄電システムの保守を担当。東芝エネルギーシステムズ(川崎市)が電力を管理し、発電量や市場価格を予測して充放電する。今後、他社が保有する太陽光発電所に蓄電池を導入するなど系統用蓄電池事業への参入を目指す。