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本誌記事 テーマリポート
2025年01月号
【沖縄】本島の価値創造拠点形成が始動/ジャングリア開業が迫り「期待」と「不安」交錯
2025年は、沖縄経済の活性化に向けた動きが本格的に始動する年になる。那覇空港と本島西海岸の基地返還跡地の一体的な開発を目指す「GW(ゲートウェイ)2050PROJECTS」(以下、GW2050)が、本格的な調査事業に入る。他方、本島北部には新たなテーマパーク「JUNGLIA(ジャングリア)」が開業する。 「GW2050」本格始動 2年かけJVが調査事業 GW2050構想は、沖縄が日本をけん引するためには那覇空港から米軍普天間基地までのエ…
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2025年01月号
【流通】高付加価値と低価格二極化進む/ドラッグストアが「食品分野強化」で出店攻勢へ
消費者ニーズの多様化が進む中、福岡市内の百貨店は富裕層をターゲットにした戦略で、2025年も売り上げの増加が予想されている。一方、ドラッグストア業界は食品分野への拡大を強め、スーパーやコンビニとの垣根がさらに低くなり、M&Aや出店の増強によって日常消費業態の競争が一段と激化しそうだ。 「ニューリッチ」開拓加速か 求められる百貨店の役割 福岡市内で百貨店を展開する3社は、2024年度中間期で過去最高の売上高…
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2025年01月号
【観光】万博開催で欧米豪客取り込みへ/国立公園内の「高級リゾート」立地へ期待感
2024年の九州観光は国際線が回復し、訪日外国人客が好調に推移した。25年4月から大阪で「2025日本国際博覧会」(大阪・関西万博)が開催されることで、国内外の観光客は増え続けるとみられる。それを見越して、ホテルなどの開発は続き、顧客獲得のみならず、人材獲得競争が激化することもありそうだ。 万博開催で外国人客増加 欧米豪の誘客に取り組む 2025年に日本で開催されるイベントで訪日客を呼ぶことが期待されるのは…
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2025年01月号
【空港】福岡空港の第2滑走路供用開始/「国際線ネットワーク」拡充に動く熊本空港
いよいよ2025年3月に福岡空港の第2滑走路が供用開始になる。同空港は、発着回数の上限が制限された混雑空港の一つで運航回数を増やせない状態が続いたが、新滑走路で混雑が少し緩和する。福岡国際空港(=FIAC、福岡市)では、これを機にインバウンド需要をさらに取り込むための整備を進めてきた。 離発着回数は増加するも 当面は国際線の“離陸のみ” 2800メートルの滑走路が1本しかなく、国内空港の中でも屈指の混雑空港と…
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2025年01月号
【再開発】天神BBの目玉ワンビルが開業/琉球銀行新本店ビルに「ロイヤルパークホテル」
2025年も「天神ビッグバン」絡みの再開発ビルが、開業もしくは完成する。中でも最も注目を集めそうなのが、福岡市天神1丁目交差点角の「ONE FUKUOKA BLDG.」。同じ4月24日には「ヒューリックスクエア福岡天神」も開業する。沖縄では「琉球銀行本店ビル」が10月完成でホテルが入居する。 「ワンビル」と同時開業日のヒューリックスクエア福岡 2025年の再開発案件で注目されるのは、西日本鉄道が事業主体となって建設していた…
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2025年01月号
【1次産業】成長産業化達成に向け動き加速/「持続可能性」に対応する必要性が高まる漁業
1次産業は、国内の食料自給率を高めるという旧来の目的に加えて、国際競争力を高めるという役割がいっそう求められるようになる。各市町村には、将来、各地域はどうありたいのかを自ら示す「地域計画」の策定期限が迫る。また、漁業では、持続可能な産業を強く意識した取り組みが拡大するだろう。 輸出事業の好例になるか 注目集まる「SEミート」 2024年6月に施行された「食料・農業・農村基本法」改正法の目的は「食料安全…
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2025年01月号
【半導体】半導体工場九州各地で本格稼働/産学官による「サイエンスパーク」整備との連携も
2021年11月に“国策”といえる半導体受託生産で世界最大手のTSMC(台湾積体電路製造)の熊本進出が表明されて以降、九州各地で半導体関連工場を中心とする大型投資が活発化した。TSMC第2工場の着工だけでなくソニーやローム、三菱電機など、25年は九州各地で半導体工場の稼働が本格化する。 TSMC第1工場本格化 投資額は驚異の約3兆円 いよいよ2024年末から25年にかけて、熊本県菊陽町に立地する半導体受託生産世界大手TSMC第1…
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2025年01月号
【2025年問題】団塊世代の人口が後期高齢者に/求められる「生きがいと知財」生かした社会参加
1947年〜49年生まれの「団塊の世代」が75歳を迎え、国民の5人に1人が「後期高齢者」となり、社会保障や労働力、医療・介護の需要が増大する「2025年問題」。特に地方においては多方面に影響が見込まれ、人口減少を前提とした新たな社会、高齢世帯を支える仕組みづくりが急務となっている。 総人口の約3割が高齢者 介護人材の不足が深刻に 現在、総務省が2024年9月15日に公表した「統計からみた我が国の高齢者―『敬老の日』…
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2025年01月号
【インタビュー】九州経済調査協会 縄田 真澄 理事長「2025年は景気は上向く。人手不足が課題に」
■現在の九州経済をどのように見ていますか。また2025年の九州経済をどのように展望されますか。 ─「景気ウォッチャー調査」「日銀短観」「内閣府景気動向指数」「鉱工業生産指数」など、景気を判断する重要指標を見ると、いずれも2024年に入って九州の数値は伸びが鈍化し、最近はほぼ横ばいの状況です。これらの指標から素直に判断すれば、現在の九州経済は足踏み状態にあります。ただし、日本の他地域と比較すれば、九州の数…
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2025年01月号
【公共交通】自動運転バス実装新たな段階に/国交省は「ライドシェア」全面解禁に難色示す
地方の公共交通を取り巻く環境が厳しさを増す中、2025年以降に注目を集めそうなのが「自動運転バス」だ。九州・沖縄では、10地域以上が24年度に実証実験を実施、社会実装に向けて動き始めている。また、24年4月に始動した「日本版ライドシェア」は都市部や観光地を中心に広がっていくとみられる。 全国50カ所で社会実装へ 九州・沖縄各地で試走中 2024年12月、北九州空港とJR朽網駅(北九州市)間を往復する自動運転バスの…