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本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2023年11月号
閑人閑話「年を取るほどに」
ヒゲは濃くない。2、3日剃(そ)らなくても口、顎周りがうっすらなる程度だ。さすがにそれ以上は放っておく気にもなれず、まあ3、4日ごとにカミソリを使っている。もちろん現役の時は毎朝剃っていた。それが第一線を退いた途端、外出する機会もうんと減ったし、ヒゲはもちろん身だしなみにもさほど気を遣わなくなってしまった。 どこにでも似たような話があるもので、新聞の読者投稿欄にニヤッとしてしまった。投稿者は40代独…
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2023年11月号
高橋孝治の中国法表層深層(7)
社会の安定の具体例 これまで、中国法の全体構造を見てきました。これから、中国法の各種具体的なポイントについて見ていきましょう。本連載第3回(『財界九州』2023年7月号掲載)では、中国では「社会の安定」が優先されるという話をしました。その具体例として出てくる制度が、最近中国で話題になっている「司法救助」という制度です。中国で実際に起こった事例を見てみましょう。 【事例】新疆ウイグル自治区の道路で、被告…
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2023年11月号
寸談余話(3)鮨 行天・行天健二氏/キャスター・中川祥太社長
ブルガリホテル東京で鮨処「SUSHI HOSEKI」監修 今年4月に日本初のブルガリホテルとし東京にオープンしたブルガリホテル東京に鮨処(すしどころ)「SUSHI HOSEKI|KENJI GYOTEN」を監修した「鮨 行天」(福岡市)店主の行天健二氏は「私がこれまで培ってきた技術や経験を生かして監修している」と自信をのぞかせる。 店では食材の手配から職人の立ち振る舞い、使用する器までこだわり抜いた本物の価値を提供することに努め、…
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2023年11月号
寸談余話(2)全日空福岡支店・荒木知哉支店長/明治産業・明永喜年社長
35年ぶりとなる九州での生活 人材の確保に精力的に動く 全日空福岡支店の荒木知哉支店長は今年4月に就任した。福岡県久留米市出身で、大学入学とともに九州を離れた。そのため、約35年ぶりの九州での暮らしとなる。「35年前はまだ1980年代で、久留米市も商店街がにぎやかだった。その時とはだいぶ街の風景も変わった」と感慨深げに話す。 北海道大学を卒業後、全日空に入社し、いったんはパイロットを目指したが、途中で断念…
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2023年11月号
refresh/敷島製パン・木村 光克 福岡営業所 所長
「マラソンと地域に溶け込む努力」 私は体力づくりを欠かさない。ルーティンとして、休日朝から福岡市の大濠公園のマラソンコースを10キロメートル走ると決めている。元々走ることが好きで、これまで居住してきた地域のマラソン大会に出場してきたほどだ。もちろん、過去の福岡マラソンも参加しており、今年の大会もエントリーしている。魅力は福岡市の中心部・天神という九州屈指の繁華街から、福岡市西部から糸島半島の自然…
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2023年11月号
九州の志士「士魂商才・和魂英才の企業家『五代友厚』」
幕末の薩摩藩士・五代友厚(ともあつ)は、海外留学を経験し、経済・産業の近代化による富国強兵策を唱えた士魂商才の志士であった。明治維新後は「商都大阪」を再生し、「東の渋沢・西の五代」と並び称され、近代日本経済の礎を築いた和魂英才の企業家、五代友厚の生涯をたどる。 幼少期から学才に秀でる 五代友厚は、1836(天保6)年、薩摩藩の儒学者・五代直左衛門秀尭(ひでたか)、母やすの次男として城ケ谷村(現鹿児…
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2023年11月号
寸談余話(1)中部興産・新垣直彦会長 /オファサポート・服部幸雄社長
シニアの暮らし豊かにする新サービス開始 気軽に相談を 中部興産(沖縄市)の子会社、興産アメニティ(那覇市、比嘉優貴社長)はこのほど、65歳以上の部屋探しを専門で支援するR65と業務提携し、専用の賃貸物件サイトを開設した。新垣直彦会長は「お部屋探しを検討されている高齢の方は、お気軽にご相談いただきたい」と語る。 さらに、新垣会長は「興産アメニティが提供するサービスとの相乗効果が期待できる」とも語る。こ…
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2023年11月号
四季漫筆「怨望(えんぼう)の人間」が拡散させる害毒
福沢諭吉『学問のすすめ』第十三編は「怨(えん)望(ぼう)の人間に害あるを論ず」である。「怨望」とは不満や恨みを持つこと。人の悪徳と美徳について、福沢は「吝嗇(りんしょく)と節約」、「粗野と率直」のように表裏一体のものが多いが、怨望だけは「悪徳の一方のみ」で、美徳に転化することがないと断じた。 妬(ねた)み、嫉(そね)みは誰しもある。ただ、それをあからさまに口にすることにはいささかの憚(はばか)…
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2023年11月号
あの日あの頃/大淀開発・堀之内芳久 社長
旅先で出会った仲間、受けた恩は財産 「何にでも興味を持ってチャレンジせよ。そして多くの仲間をつくれ」|。私の信条であり、若い人に伝えたいことでもある。私は現在、宮崎県都城市の観光協会会長を含め、さまざまな団体の役職を務めるが、全て自分の好奇心に基づいてのことだ。多くの仲間に出会えるし、いろいろな考えに触れることができる。仕事も同じで、好奇心が何よりのエネルギーとなって自分を突き動かしてきた。 …
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2023年11月号
KAIL/北九州エアターミナル 社長 鮎川典明氏(3期)/ミズ 金子真之氏
KAILの卒塾生は、組織・社会・地域を変革し発展させるため、切磋琢磨(せっさたくま)し続け、日々奮闘する。「人財の森」に共通する志は「ギフトを社会へ返す」こと。KAILでの学びがリーダーシップの旅を歩む中でどのように活(い)かされたか。卒塾生が軌跡を語る。 九州・アジア経営塾(KAIL) 九州の産学官が連携して設立した特定非営利活動法人(橋田紘一塾長)。各企業・団体の中核の人材を対象とした「碧樹館(へきじゅ…