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本誌記事 エリアリポート
2024年05月号
【宮崎】宮崎市街地の再開発機運高まる/オフィスビルの高さ9階から16階に「規制緩和」
宮崎市が中心市街地の再開発を促進しようと今年4月から「まちなか投資倍増プロジェクト」を開始した。エリア内での民間開発が一定の条件を満たせば、建物の容積率の緩和や固定資産税の減免といった優遇措置が受けられる。一方で県有グラウンドの余剰地再整備や大通りに面したNTTビルの改修といった案件がすでに進んでおり、市街地再開発の機運が醸成されつつある。 スポンジ化した市街地 容積率緩和で開発促進 再整備進むNTT…
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2024年05月号
【大分】スポーツツーリズムで地域活性/「トップアスリートチーム」を中心に支援強化
大分県内は、県内の自然や温泉などの観光資源を目的に訪れる従来型の観光に加え、スポーツイベントやスポーツ合宿などを誘致し、観光客の集客につなげる新たな観光のあり方「スポーツツーリズム」の推進に力を入れている。一方、ナショナルチームをはじめトップアスリートチームなど合宿受け入れの拡大にあたっては、課題もあるため県内各自治体間の連携が鍵を握っている。 協議会設立で誘致促進 支援条件は豊富な実績 W杯で…
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2024年05月号
【鹿児島】鹿児島市役所で進むICT活用/ITコンサル会社出身の「市長肝いり」でアクセル
県都・鹿児島市で行政のICT活用が進んでいる。今年3月から転居などの届け出の際に必要だった届け書のいらない「書かない窓口」の運用を始めるなど、行政サービスの効率化が図られている。ITコンサルタント会社に勤務経験があり、ICTに明るい下鶴隆央市長肝いりの取り組みで、2024年度予算では、23年度の倍近い38億円を計上し、関連69事業を推進する計画だ。 届け書記入は署名のみ 他県自治体から視察も 民間からCIO補佐官 職…
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2024年05月号
【沖縄】正常化の正念場レンタカー業界/行動制限の解除で車両台数と事業者数「過去最多」
昨年の入域観光客数は、国内客がコロナ禍前の2019年を上回るなど、沖縄観光は急回復をみせている。そうした中、レンタカー業界も、コロナ禍前の状況に戻りつつある。レンタカー代金も「異常とも言える薄利多売」(県レンタカー協会)という状況から脱した。他方、商機の拡大を見越して新規事業者の参入も増加しているが、違反行為への対応が課題として浮上している。 コロナ禍前の課題に加え 解決困難な問題も発生 レンタカー…
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2024年05月号
【熊本】県都庁舎の建て替えで基本構想/移転なら「現市役所周辺」の再整備に波及か
2016年の熊本地震以降、懸案の課題だった熊本市庁舎建て替えに関して、市は先ごろ基本構想(素案)を発表した。4カ所の建て替え候補地を示した上で、事業費など整備の基本的な考え方を示した。市総合政策部では「6月までに基本構想をまとめる一方、今秋までに建設予定地を決定、年度内に基本設計、実施設計業務を発注したい」と話している。 建設費は470億円に 検討対象地は「4カ所」 このほど熊本市が、市庁舎建て替えに向…
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2024年05月号
【福岡】SVI構想で民間投資呼び込む/産官学金が連携し目指すは「糸島版シリコンバレー」
糸島市は九州大と連携し、同大周辺で企業や研究拠点の集積およびにぎわい創出を目指す「糸島サイエンス・ヴィレッジ構想(SVI)」で、民間投資を呼び込んでいる。卒業を機に県外流出している九大生の就職や起業、スタートアップなどの受け皿になると期待を寄せており、少子高齢化が進む地域の新しい地方創生のモデルケースも目指している。 今年ローカル5G実験 EVなどの電気供給も まちづくりは民間主導 企業版ふるさと納税も…
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2024年05月号
Focus【カーボンニュートラル】長崎から脱炭素の道筋描く三菱重工/水素やアンモニアなどを研究テーマとした実証の「最適地」
長崎を発祥とする「三菱」は、造船業を中心に地元経済を支えてきたが、近年、その存在感は変わりつつある。そんな中、長年蓄積されてきた幅広い技術開発力を活用し、脱炭素を切り口にした実証実験の場として長崎を最適地とする取り組みを進めている、地元では三菱が新たな形で、長崎に関与する動きとして期待を寄せている。 歴史長い総合研究所長崎地区 長崎造船所と連携し研究開発 再編などで実態見えにくく 三菱との新たな…
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2024年05月号
【動かすDX〈デジタルトランスフォーメーション〉(25)】AIで危険予知し保育士の負担軽減/全国の保育園で起きている毎年2000件超えの重大事故
送迎バスへの置き去りや不適切な保育による重大な事故対策が課題となる一方、保育の現場では人手不足の解消が喫緊の課題となっている。そこで、保育士の負担軽減につなげるために、IoT技術で乳児の体動および呼吸を検知し、午睡チェックをサポートしたり、AIを使い園内の危険を予知する実証実験を行うなど、デジタル技術を活用して保育の安全・安心な環境づくりに向けた取り組みが注目を集めている。 午睡チェックにセンサー …
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2024年05月号
【北九州】環境都市道筋つけたPCB処理/全国初の「高濃度PCB処理施設」が操業終了
国が2004年から20年近く北九州市で行なってきた「北九州PCB処理事業」が今年3月末で終了した。戦後最大の食品公害とされる1968年のカネミ油症事件をきっかけにPCB問題が表面化したが、北九州市は全国で初めて北九州PCB廃棄物処理施設(第1期)を設けるなど、高濃度PCB処理受け入れは環境施策の代名詞の一つとなった。 民間全敗で長期保管に 国主導でPCB処理へ 若戸大橋無料化実施も 苦渋の再延長受け入れ
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2024年05月号
【佐賀】武雄アジア大設置の動き本格化/「2026年春開設」のタイムリミットは今年10月
2026年春新規開設予定の「武雄アジア大学」は、当初2学部を予定していたが、今年2月、一転して1学部でスタートすることを発表。背景には、定員割れしている私立大が全国で半数を超えるなど、新規設置認可の厳格化がある。県や武雄市は財政面などで支援すると表明しているが、予定通り26年春の開設に向けた動きが本格化してきている。 1学部で開設を目指す 現状に沿って軌道修正 新規設置基準が厳格化 財政面もハードル高く …